3. 潜在顧客からの好感度
社会問題に敏感であることは、従業員や消費者の忠誠心を得るだけでなく、新たな市場を獲得するための優れた戦略にもなる。スターバックスがその良い例だ。
同社は2016年、それまで採用していたクリスマスをテーマとしたカップを廃止し、シンプルな赤色のカップへと切り替えた。これは当時まだ大統領候補だったトランプから批判を受けたものの、同社のホリデーシーズンの売り上げは伸びた。
自社の消費者層の価値観を理解することは、既存の顧客を満足させるだけでなく、新たな市場を開拓し収益性を増大させる可能性も広げる。