ビジネス

2019.11.04 18:00

米国のビジネスとキャリアに最適な都市 シアトルが首位守る


昨年6位だったテキサス州ダラスは、昨年まで3年連続で2位だったノースカロライナ州ローリーに代わり、今年初めて2位になった。ダラスは、フォーブスが同ランキングを開始してから大きく順位を上げている。2006年と07年には200都市中下半分に入っていたが、それからは大半の年で順位を改善してきた。

ダラスは人材の基盤が厚いため、経済・雇用は今後もしばらく成長を続けることが期待されている。ルーダーは、ダラスが中央に位置していることや生活費が比較的低いことなどを一部理由とし、多くの顧客がダラスに引かれていると述べている。

ローリーは今年は3位に甘んじ、安定の強さを見せるコロラド州デンバーとオレゴン州ポートランドがそれぞれ4位と5位になった。

最下位は?

カリフォルニア州のベーカーズフィールドは今年、初めて最下位になった。ロサンゼルスの約160キロメートル北に位置する同市の地元経済は、農業に大きく依存している。同地域の昨年の雇用の成長率は平均以上だったものの、ベーカーズフィールドはコストの高さと経済成長の停滞の痛い組み合わせに苦しんだ。ベーカーズフィールドに続き、ワースト5にはカリフォルニア州バイセイリア、ジョージア州コロンバス、カリフォルニア州マーセド、ウェストバージニア州ハンティントンが挙げられた。

米国のビジネスとキャリアに最適の都市トップ10は次の通り。(かっこ内数字は最初から順にビジネスコスト、雇用の成長、教育の各ランキング)

1位 ワシントン州シアトル(162、39、12)
2位 テキサス州ダラス(116、16、45)
3位 ノースカロライナ州ローリー(32、22、13)
4位 コロラド州デンバー(144、32、18)
5位 オレゴン州ポートランド(149、45、26)
6位 ユタ州プロボ(73、1、22)
7位 ノースカロライナ州シャーロット(42、20、61)
8位 テキサス州オースティン(150、9、16)
9位 ワシントン州オリンピア(57、19、58)
10位 アイオワ州デモイン(22、77、49)

翻訳・編集=出田静

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