ビジネス

2019.11.01

自社にマッチした人材を採用するのに「ブレスト」が効果的な理由|面白法人カヤック 柳澤大輔

株式会社カヤックCEO 柳澤大輔


──人を見る時のポイントとしてスキルセットとマインドセットがよく挙げられますが、御社の場合はどういったことを意識的に見ておられますか?

もちろんスキルとマインドの両方見ています。ただ、求めるスキルは前よりもハードルが上がっているかもしれません。「何もできないけど意識は高い」という人を採るということは少なくなっているかもしれませんね。感覚値ですが、昔は5人の内3人くらいがそうだったのが、今は5人のうち1人程度になっているといったイメージです。

──採用に関連するのかもしれませんが、退職者に対するインタビューをHPに掲載するという取り組みも印象的です。

求人にエントリーしてくれる側の視点に立つと、「辞めた人がどういう理由で辞めたか」というのは見たいと思うんですよね。ですから掲載できるんだったら掲載しようと、希望者は載せています。それだけのシンプルな理由で実施しています(笑)。

ただ、確かに退職者とは基本的には仲が良いです。退職者の中でも色んなグル—プができていて、そのグル—プで辞めた人同士で仕事を発注し合ったりもしています。

──御社を卒業しても「つくる人」であり続ける人が多いんですね。

会社を辞めても仕事が入ってくるようなエコシステムを作ればますます会社に人が入ってくるから、本当はもっと会社で退職者を支援してもいいんですよね。「辞めた人の同窓会サポート」といったような。

今後、そういった制度も含めて、様々な可能性に挑戦していきたいですね。

連載:起業家たちの「頭の中」
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文=小縣拓馬 提供元=Venture Navi powered by ドリームインキュベータ

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