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2019.11.04

歴代の日本人ノーベル賞受賞者は? 1949年から、数々の快挙を振り返る

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2010年 鈴木章・根岸英一(ノーベル化学賞)
根岸英一は東京大学工学部卒、鈴木章は北海道大学理学部卒。有機合成におけるパラジウム触媒を用いたクロスカップリング成功の功績が認められ、ノーベル化学賞を受賞した。ノーベル賞受賞後は、共に北海道大学触媒化学研究センター(現・北海道大学触媒科学研究所)特別招聘教授に就任した。

2012年 山中伸弥(ノーベル生理学・医学賞)
神戸大学医学部卒。整形外科の臨床研修医を経て、研究者に転身。様々な細胞に成長できる能力を持つiPS細胞の作製に成功し、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。

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2014年 赤崎勇・天野浩・中村修二(ノーベル物理学賞)
赤崎勇は京都大学理学部卒、天野浩は名古屋大学工学部卒。中村修二は愛媛県出身で、2005年にアメリカ国籍を取得。高輝度で省電力の白色光源を可能にした青色発光ダイオード(LED)の研究・製品化に成功し、ノーベル物理学賞を受賞した。

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写真は赤崎勇氏(左)と天野浩氏 / GettyImages

2015年 大村智(ノーベル生理学・医学賞)
山梨大学学芸学部卒業。米ドリュー大学のウィリアム・キャンベル博士と共に、線虫の寄生によって引き起こされる感染症に対する新たな治療法に関する発見をし、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。現在は、北里大学特別栄誉教授など。

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2015年 梶田隆章(ノーベル物理学賞)
埼玉大学理学部卒。スーパーカミオカンデ実験により、ニュートリノに質量があるニュートリノ振動現象を発見し、ノーベル物理学賞を受賞した。現在は、東京大学宇宙線研究所教授などを務めている。

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2016年 大隅良典(ノーベル生理学・医学賞)
東京大学教養学部卒。生物が細胞内でタンパク質を分解・再利用するメカニズム「オートファジー」を分子レベルで解明したことで、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。

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2017年 カズオ・イシグロ(ノーベル文学賞)
長崎県出身の日系イギリス人。1960年に家族で渡英した。1989年、長編小説『日の名残り(The Remains of the Day)』で世界的に権威のある文学賞であるブッカー賞を受賞。2017年にノーベル文学賞を受賞した。

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2018年 本庶佑(ノーベル生理学・医学賞)
京都大学医学部卒。免疫チェックポイント阻害因子を発見とがん治療への応用により、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。新しいがん治療薬「オプジーボ」の開発にも貢献。

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2019年 吉野彰(ノーベル化学賞)
京都大学工学部卒。1981年、アジア初のノーベル化学賞を受賞した福井謙一を師と仰いでいた。スマートフォンや電気自動車などの利用に広がるリチウムイオン電池を開発し、ワイヤレスで化石燃料のない社会の基盤を築いたことが評価され、ノーベル化学賞を受賞した。

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文=長澤史佳、大竹初奈

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