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2019.10.31

タピオカの次に来るのはわらび餅? 「感情分析AI」が導くCINCの未来

代表取締役社長・石松友典(写真左)と取締役副社長・平大志朗(写真右)

ハイコンテクストな対話を好む日本人。言語が意味しているものそのままが、本来の意味とならないこともあるため、「日本語は難しい言語」としてとらえられてきた。メッセージは行間にあるとして、「行間を読む」ことが求められるからだ。外国人のみならず、日本人でも悩ましいコンテクストの理解、しかし、AIがこれをより正確に読み取る日は、想像よりも遠くないのかもしれない。

エンジニアリングを中心に最先端分析を実現し、ビジネスを革新的に成長させる会社「CINC(シンク)」。同社が開発した感情分析AIでは、人の気持ちを分析する上で欠かせない6つの感情「怒り」「恐れ」「好き」「喜び」「悲しみ」と、判定が困難な「中立」をテキストの内容から判断する。

これまでは、担当者が一つひとつの投稿に向き合ってきたSNS分析。テキストに含まれる感情を汲み取るには時間を要し、また、その数は膨大な量になる。イベント後のアンケートや面談記録などでは、その文字数は何万字になることも。これを担当者が読み込んでいては負担が大きくなることは明らかだ。

しかし、このAIを使うことで、日本語の微妙なニュアンスもしっかりカテゴライズしてくれる。微妙なニュアンスとは、例えば「これ、美味しくない」と「これ、美味しくない?」。同じ言葉を使っていて一方はネガティブな意見を持った否定形で、もう一方はポジティブな同意を求める疑問形。これまでのAIだとここの判断が難しいのだが、今回開発したAIでは、語尾に「?」がつくことで「おいしい」、つまりポジティブな感情であることを理解する。これはあくまで一例だが、ここまでテクノロジーが進化すると、「この領域の分析をAIに任せる」という選択肢も出てくる。


取締役副社長 平大志朗

では、なぜ同社がAIを開発しているのか。その背景は歴史にある。マーケティング・コンサル事業として、石松友典(代表取締役社長)と平大志朗(取締役副社長)が立ち上げた同社。この分野で成功するには、「消費者の声」をいかに収集するかにある。これがないと正確なマーケティング判断ができないからだ。まずは声を集める技術の構築、ここは平の得意分野だ。

「弊社にはオープンデータを収集して加工し、解析する技術があります。国内では最大級のWebクローラーをもち、鮮度ある情報が得られますので、もっているデータに優位性を感じています」

人気が長く続くタピオカ。この後に待っているのは「わらび餅」「ナタデココ」かもしれないと平は言う。時代の先端を分析するには、より多くのユーザーの声を拾う必要がある。しかし、すべてのSNS投稿とにらめっこしていても、量に負けてしまう。そこで精度の高いAIの登場だ。「タピオカ」と検索するだけで、Twitter上でどのような投稿がされているのか、6つの感情で分類してくれる。



ネガティブなワードが増えてきた時にそこから何を読み解くか。一方で、「わらび餅」「ナタデココ」が増えている時に、タピオカと合わせてどう新規提案するか。飲食業界をクライアントにもつ分析担当者の腕のみせどころはここからだ。

タイプの違う2人がリードするCINC

「平には背中を預けられる」、こう語るのは石松だ。

石松と平は前職からの付き合い。前職でコンサルタントをしていた石松は、分析を担当していた平を誘って起業した。自分とは違ったタイプの平だからこそ、組んだ時に良い結果が導ける。彼らはお互い起業は2回目。最初の経験があったからこそ、その決断にいたったのかもしれない。

「リーダーシップや思いやりといった人の部分を多く学んでいる」とは、平の言葉。多くの社員が会社を愛し、また、石松を慕っていることに、尊敬と安心の思いがあるのだという。

学生時代から学級委員、部長、ゼミ長とリーダーシップを学んだ石松。どうすれば組織は生きて、また、死ぬのかを実体験のなかで吸収してきた。今でも社員約70人分の日報と、2週間に1回行われる1on1の議事録に目を通す。個人・組織の課題・成長を確認するためだ。

「それぞれの社員にとって幸せのかたちが違うので、そこを知る必要がある」(石松)


代表取締役社長 石松友典

課題を見つけたら役員をはじめ、皆で解決しようという空気が既に醸成されているようで、技術力を武器にして戦うプロフェッショナルな会社かと思いきや、意外にも人間っぽさが色濃くあるのが印象的だ。

掲げるキャッチコピーに、「そうきたか。」がある。

「せっかく仕事に時間を費やすのであれば、楽しくあってほしいですし、同時にクライアントに感動してほしいという思いがあります。『そうきたか。』は弊社の行動規範の一つにもなっており、『このアウトプットは「そうきたか。」だな』『このアウトプットは「そうきたか。」じゃないな』という会話が生まれています。クライアントの期待をいい意味で裏切ろうという文化があるんです」(石松)

同社はAIやデータを扱い分析を行う会社だ。分析の先には当然、消費者の心理を理解し、行動に繋げる施策をうつ必要がある。数字の羅列だけではない、血の通った解析のためには人間らしくあり、人間を理解することが必然なのである。



CINCの成長を支える3つの経営理念

今後は、動画や音声コンテンツの分析にも注力していくとのことだ。いま、TVの広告がWebへ移行しつつある。Web上の動画がどのようにユーザーに影響を与えるのか、その分析力は各社腕の見せ所でもある。当然、同社ではAIを使った分析が進められるのであろう。大量に存在する動画コンテンツをカテゴライズして、分析・提案に繋げていくのだ。

同社の可能性はすべて経営理念に基づいている。理念は3つの「カクシン」だ。

■「確信」をもつ=ビッグデータに基づいたソリューションとコンサルティングの提供 「確かな」「信用できる」という意味での確信

■「核心」をつく=前身の社名「Core」、ビジネスの王道を行く、課題の本質を突くという意味

■「革新」をおこす=データに基づいた、確かな根拠を基に本質をついて課題を解決し、今まで世になかった解を出していく

石松と平が立ち上げた会社は、技術力・人間力のどちらかに傾くのではなく、同じ歩幅で“革進”していくことだろう。

Promoted by CINC / text by Forbes JAPAN BrandVoice Studio / photographs by Miho Noro

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