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ジャガー・ランドローバー・ジャパン社長のマグナス・ハンソン(左)に、スマートドライブの北川烈がモビリティの未来について話を聞いた。

11月15日に虎ノ門ヒルズで開催される「MOBILITY TRANSFORMATION」は、業界や企業の垣根を越え、「モビリティの未来」や「移動の進化」を体感できる、共創型カンファレンスだ。これに先立ち、ゲストスピーカーとして登場するジャガー・ランドローバー・ジャパン 代表取締役社長 マグナス・ハンソンに、イベントを主催するスマートドライブ 代表取締役社長 北川烈が、モビリティの未来をテーマに話を聞いた。


モビリティの未来とジャガーの取り組み

モビリティにおいて、「CASE」や「MaaS」といったキーワードにますます注目が集まっている。それは今年の東京モーターショーの出展内容にも現れていて、各社が自動運転やAI、VRに関わる技術を競って披露した。こうした新しい領域は、私たちの移動を、そして生活をどのように変えていくのか。

ジャガー・ランドローバー・ジャパンで代表取締役社長を務めるマグナス・ハンソンは、「今後10〜20年で、過去の100年間よりも、自動車は大きく変化するだろう」と話す。



1922年創業のジャガーと、1947年創業のランドローバー。いずれも長い歴史と伝統を誇るブランドだが、その取り組みは未来を見ている。象徴的なのがジャガー初の電気自動車「I-PACE」だ。I-PACEは90kWhのバッテリーを搭載し、1回のフル充電で438kmを走行可能。その一方で4.8秒で100kmに到達するなど優れたパフォーマンスを備える。

「今日の技術により、自動車メーカーはこれまで以上に様々な選択肢を持ち、クルマをより魅力的にし、エキサイティングなドライビング体験を生み出すことが可能になった」(ハンソン)。

電気自動車の技術はエコフレンドリーなクルマを実現した。さらには、従来の自動車に比べて様々な部品が不要となるため物理的なスペースが生まれ、これまで以上に快適性や安全性を追求し、乗り手を楽しませるエンターテイメントを盛り込むことが可能になった。

「自動車は何十年も前から、その根本は変わっていない」ともハンソンは語る。「自動車メーカーだからこそ発揮できる技術が必要になる」という彼の言葉には、自動車としての変わらぬ本質を理解することもまた重要性であることを、改めて実感させ

ソフトウェア企業などとのシームレスな協力関係が必要不可欠


ハンソンは、今日の自動車メーカーが直面するソフトウェアの問題についても触れた。「自動車メーカーは、ソフトウェアが自分たちの得意領域でないことを素直に認める必要がある。同時に、ソフトウェアの企業が自動車を作ることは簡単ではない」という彼の言葉は、今後の自動車メーカーの向かうべきところを示唆する。実際、ジャガーは、I-PACEにおいて自動運転車の開発で知られるWaymoと協業している。

ジャガーがハードを担う側なら、スマートドライブはソフト側を担う企業だ。同社は、移動体に搭載されたセンサーデバイスを介してビッグデータを収集・解析し、これらデータを活用して様々なサービスを提供する。実際にI-PACEにも試乗した北川だが、ソフトウェア側の立場だからこそ、ジャガーの洗練された乗り心地、車内の体験を高く評価する。

北川は「自動運転になれば、自動車の性能より、快適さなど、消費者はこれまでと異なるものを求めるのでは?」と改めて問うた。



これにハンソンは、「モビリティが大きな変化を迎えることは不可避で、新しい技術は都市や制度の在り方さえも変えるだろう。そもそも今日では、技術がインフラや法制度のかなり先を行っている状況だ」と答えた。行政や消費者を含めて、シームレスに協力関係を築くことが重要であることも強調した。

「いつか、人は公共の場で運転することが許されなくなる。ほぼ、すべての事故は、人間のエラーによって引き起こされているのだから」というハンソンの言葉には、技術のめまぐるしい進化と、自動車を取り巻く様々な問題の両面からリアリティを感じる。「そうなれば、人間は移動のためでなく、サーキット場で楽しみのために運転することになる。人間とクルマの関係は大きく変わることになる」。

自動車メーカーとして生き残るためには、技術に投資し、ソフトウェア企業と協力することが重要だと、ハンソンは断言する。馬力やスピードといった従来重視された性能とは異なる、コンフォート、コネクティビティ、シームレスなインテグレーションといった要素がより重要になるとすると、気になるのは、それらが具体的にどのようなかたちで求められ、そしてどのように現れるかだ。

MOBILITY TRANSFORMATIONでは、その問いに答えるべく、次世代のモビリティに関連する領域のキーカンパニーから、多くのスピーカーが登壇。業界の垣根を越えて、企業はモビリティの未来にどう向き合うべきなのか。その未来を多様な視点から語り出す。


マグナス・ハンソン◎1974年生まれ。スウェーデン人の父と日本人の母との間に生まれ、スウェーデンで育つ。スウェーデンの自動車メーカー サーブに13年間勤務し、プロダクト開発から財務・マーケティングまで多岐にわたる業務を経験。その後インフィニティに移り、香港本社でグローバルセールスのゼネラルマネージャーを担当。2年間務めたのちジャガー・ランドローバーに移籍し現職

北川烈◎慶応大学在籍時から国内ベンチャーでインターンを経験し、複数の新規事業立ち上げを経験する。米国留学を経て、東京大学大学院に進学し、移動体のデータ分析を研究。在学中にスマートドライブを創業し、代表取締役に就任


<Forbes JAPAN読者限定 特別ご招待キャンペーン>
MOBILITY TRANSFORMATION

▼イベント概要
日時:11月15日(金)10:15〜20:00
会場:虎ノ門ヒルズフォーラム
〒105-6390 東京都港区虎ノ門1丁目23−1 虎ノ門ヒルズ森タワー5階
イベント詳細はこちら >

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Promoted by SmartDrive/ edit & text by 小澤貴信 / photographs by 君嶋寛慶

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