ウォーレン・バフェットとの昼食会で得た6つの人生訓

Paul Morigi/Getty Images for Fortune/Time Inc

「ネブラスカ州オマハは現在、午後12時35分。そして私は、ウォーレン・バフェットと昼食を共にしている」

私の新刊『The Lemonade Life』は、この一文で始まっている。

会食の場は、バフェットお気に入りのレストラン「ピッコロズ」だ。バフェットがビル・ゲイツとともに食事をする店でもある。バフェットは、私と、ペンシルベニア大学ウォートン校時代の同級生を丁重にもてなしてくれたうえに、自身が経営するバークシャー・ハサウェイの本社を案内してくれた。

バフェットが伝授してくれる優れた洞察とは何だろうか。経済や投資をめぐる考えや、ビル・ゲイツとブリッジ(トランプゲーム)をして遊ぶことについてだろうか。そうしたことについては、誰もが聞いたことがある。しかし私は、彼の話に耳を傾ければ傾けるほど、本当の「知恵」は、ビジネスとはさほど関係がなく、むしろ自らの人生をどうやって生きるかということなのだと実感した。つまり、目的を持ち、自分が楽しめること(バフェットの場合はルートビア・フロート)に囲まれ、思うがままに生きるということだ。

では、ウォーレン・バフェットとの昼食会で得た、最も重要な学びを紹介しよう。

1. ウォーレン・バフェットは多くのことに感謝している

バフェットは、自らの人生すべてに感謝している。生きていることをありがたいと思い、自分のビジネスに、家族に、自らの慈善活動が及ぼす影響に感謝している。その深い感謝の思いが、彼の寛大な精神の源なのだ。

アドバイス:感謝をもって生活すれば、謙虚さが生まれる。

2. ウォーレン・バフェットは前向きな展望を持っている

ウォーレン・バフェットは心から幸せを感じている。自身のビジネスを信じ、自分が投資した企業に信頼を置いている。長期的な見通しを持つことの重要性を確信している。

彼は、物事に逆らって賭けるわけではない。物事の方向性に賭けるのだ。

アドバイス:オープンマインドを持てば、より多くのチャンスにアクセスできる。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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