ウォーレン・バフェットとの昼食会で得た6つの人生訓

Paul Morigi/Getty Images for Fortune/Time Inc


3. ウォーレン・バフェットはリスク・テイカーだ

ウォーレン・バフェットはリスクに手を出す。しかし、あなたが想像するようなリスク・テイカーではない。私たちはビリオネアを、わが道を行く大胆不敵な人間だと考えている。並外れて大きな賭けに手を出し、大きなリターンを得るために進んで「すべてを賭ける」人物なのだろうと。しかし、バフェットが手を出すリスクはまったく違うタイプのものだ。それは「計算されたリスク」である。バフェットは価値志向の投資家として、一定の投資原則に従って投資の決定を下し、リスクに向き合っている。

アドバイス:あなたに何らかの原則があるなら、リスクを評価する方法をすでに知っているということだ。

4. ウォーレン・バフェットは自分らしく行動する

ウォーレン・バフェットは、ウォーレン・バフェットらしく行動するのが得意だ。他人に褒められようとか、ほかの人のような生き方をしようとは考えていない。

昼食には、アシスタントが同行しなかった。ボディガードや、リムジンの運転手もいない。バフェットは自らハンドルを握って運転してきたのだ。ウォール街では仕事をせず、いまでも1958年に3万1500ドルで購入した家に住み続けている。キャビアを食べたり、シャンパンを飲んだりしない。それよりも、チーズバーガーを食べて、ルートビア・フロートを飲む方が好きなのだ。

アドバイス:自立していることで、かなりの自由が手に入る。

5. ウォーレン・バフェットは、自分が何を得意かを知っている

いくら稼げるかで仕事を選ぶ人があまりにも多い。名声が手に入るからとか、同級生が選んでいるからという理由で職業を決める人も多い。しかし、誰もが、自分が秀でている仕事に焦点を当てる世界を想像してほしい。

ウォーレン・バフェットは、本当に投資に長けている。自分が理解できる企業に投資をし、理解できない企業には投資をしない。最新トレンドに資金を投入するほかの投資家の真似をすることはまずない。

アドバイス:本当の自分を知れば、もっと効率のいい人生になる。

6. ウォーレン・バフェットは馬車馬のように働く

ウォーレン・バフェットは、見世物の馬のようだと誤解されがちだ。テレビに頻繁に出演するし、バークシャー・ハサウェイ傘下のファストフード店「デイリー・クイーン」で食事する姿を写真に撮られたこともある。バークシャー・ハサウェイがネブラスカ州オハマで開催する有名な株主総会でホスト役も務める。

確実に言えるのは、ウォーレン・バフェットは見世物の馬ではないということだ。彼は馬車馬のように働き、何から何までこと細かに把握・分析し、自分のビジネスに精通している。初めて投資したときのことを、最近の投資と同じように詳しく説明することができるのだ。

アドバイス:偉大になるための近道はない。ハードワークあるのみだ。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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