2日間で収益で28億円 LA発の「リテールフェス」では一体何が起きているのか?


会期中は、ストリートカルチャーを牽引するゲストたちのパネルディスカッションとライブパフィーマンスも多く開催される。

過去には、藤原ヒロシや「AMBUSH(アンブッシュ)」デザイナーのYOONも登壇したパネルディスカッションに、今年はラッパーで音楽プロデューサーのリル・キム、元NBA選手のポール・ピアースや、マット・バーンズらが登壇することが発表されている。

ライブパフォーマンスは、カニエ・ウエスト主催のレーベル「GOOD Music」からデビューをしたキッド・カディ、今年の第61回グラミー賞で最優秀ラップ・パフォーマンス部門での受賞を果たした、アンダーソン・パークらのパフォーマンスも予定されている。

スニーカーファンの子どもたちの遊び場は?

昨年は2日間でアメリカ国内に限らず世界中から5万の人が集まり、2500万ドル(約28億円)の収益をあげた。

それだけ多くの人が集まることもあり、会場内の混雑や、行列に並んでも目当てのアイテムを購入することができなかったり、人気のスニーカーを巡って客同士が喧嘩になる様子を目にしたり、来場者はストレスに感じる点もある。

親子連れも多く、子どもを安心して遊ばせる場所がないというのも課題のひとつだが、今年は初のキッズエンターテインメントコンテンツとして、日本から、宇宙をイメージした屋内キッズテーマパーク「PuChu!(プチュウ)」が特別出展する。



2019年5月に横浜にオープンした「PuChu!(プチュウ)」。

「Puchu!」は、現在、アカツキライブエンターテインメントが運営する横浜駅直通複合型エンターテインメントビル「アソビル」にて展開されている。

クリエイティブディレクターを、日本最大級のダンスミュージックイベント「ULTRA JAPAN」や未来型花火エンターテインメント「STAR ISLAND」を手掛けてきた小橋賢児が、キャラクターとロゴのデザインを、グラフィックデザイナーのVERDYが務める。

今年、Forbes JAPANは、現地取材から、運営メンバーたちのインタビュー、会期中の様子や、ストリートカルチャーが与えるビジネストレンドをレポートする。

文=Forbes JAPAN編集部

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