フォーブス ジャパン編集部 エディター

フリーアナウンサーの吉田明世

2011年、TBSに入社。『サンデージャポン』『朝ズバッ!』『ビビット』など数多くの番組に出演し、人気アナウンサーとしての地位を築いた吉田明世。

そんな彼女が2019年1月、TBSからの退職を発表した。2018年5月に第1子女児を出産。それから、わずか8カ月の出来事だった。現在、吉田はアミューズに所属し、フリーのアナウンサーとして活動。10月18日からAmazon Prime Videoで配信がスタートした番組「プロ野球 そこそこ昔ばなし」にも出演している。

結婚、出産を経て、フリーの道へ──母親としてのキャリアのスタートと同時に、フリーアナウンサーとしてのキャリアもスタートさせる。このキャリアの両立は決して簡単なことではないだろう。なぜ、吉田はフリーになる決断を下したのか。また、フリーになってから約8カ月が経ち、見えてきた景色とは。胸の内を語った。

“やりたいこと”が見つからなかった学生時代

私が“アナウンサーになりたい”と思うようになったのは、大学1年生の頃。成城大学のミスコンテストに出場した後に言われた、友人の一言がきっかけです。

私は小中高大一貫校の成城学園でエスカレーター式に進学し続けてきていたので、それまで「絶対これになりたい」や「これが目標」といったものがなくて……。きっと多くの人は受験で「この学校を目指そう」といったように、人生で一度は目標に向かってひとつのことに打ち込んだことがあると思うのですが、私にはそういった経験がなかった。そんな自分に対して、友人がミスコンが終わった後に「アナウンサーを目指してみれば?」と言ってくれたんです。その言葉がきっかけで、初めて自分の中に明確な目標ができました。

それからTBSとテレビ朝日のアナウンススクールに通い始め、アナウンサーの勉強していく過程でアナウンサーの仕事の魅力を知り、本格的に目指すようになりました。

アナウンサーの仕事はテレビ番組だけ見ていると、ニュース原稿を読むことはもちろん、情報番組でプレゼンをしたり、バラエティー番組のアシスタントをしたり。すごく華やかイメージがあると思います。ただ、その裏では何度も何度も取材を重ねていて。実際、テレビやラジオで出せる部分は10%にも満たない。そういった陰の努力を積み重ねていくところに、“アナウンサー”という仕事の魅力を感じました。

それだけでなく、東京スカイツリーがオープンしたら真っ先に取材に行ったり、普段の生活ではなかなか話を聞く機会がない人に話を聞けたり。世の中の最先端に触れることができる。そうした“ニュースを読む”以外の部分に魅力を感じたんです。

文=新國翔大 人物写真=小田駿一

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