運動が苦手だった少年がプロダンサーへ、s**t kingzの個性と才能に注目せよ

s**t kingzのNOPPO、Oguri、shoji、kazuki


デジタルでは感じられない熱量を伝えたい
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現代は、子どもから大人までスマートフォンをはじめとするデジタルメディアに没頭する時間が長い。しかし、ダンスは太古の昔からほとんどの民族にあり、いまなお生き残っている。デジタルな社会のなかで、ダンスという肉体表現をする意味について質問をしてみた。

NOPPOは「カバの絵を描いてください、と言われてもそれぞれ描くものは違いますよね。ダンスも同じで、手を上げてダンスをしてください、と言われても各自踊り方は違うんです。そういう個性が表れるのが肉体表現の面白さではないかと思うんです」と語る。

shojiは「たとえば海外から引っ越してきた人が、コミュニティに馴染めなくても、盆踊りを一緒に踊るだけで仲良くなれることがあります。一緒に踊ることで共鳴し、ひとつになる。そういう大きな力を発揮するのが肉体表現だと思います」という。
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kazukiは「テクノロジーがいくら発達しようとも、自分の肉体ひとつで表現することには勝てない存在でありたい」とダンスへの覚悟を見せる。
最後にOguriは「スマホでいろんなものが見ることができたり、体験できる時代。でも、ダンスのように体を動かせば動かすほど体温が上がり、熱を放出する。そういう熱は絶対にスマホの画面では感じられない」と彼らしい熱さを語った。

彼らの熱さを直に感じられるショー、「メリーオドリマX’mas」が、12月20日、21日に東京で、12月17日、18日に大阪で開催される(一般チケット販売日10月26日)。ぜひこの機会に4人の個性と才能、そして熱さを生で感じてほしい。

文=本多カツヒロ 写真=小田駿一

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