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shojiは「ダンスには、その人の性格が反映されている」と語った上で、kazukiは無駄がなく効率が良い。Oguriは「ミスター情熱。松岡修造みたいな人」で、情熱がほとばしるという。NOPPOは、他のメンバーと違う視点で物事を見ることが出来、ダンス面でも重力に縛られないような不思議な踊り方をするという。

シットキングスは、三浦大知をはじめとするアーティストのバックダンサーを務めることもあれば、AAAなどの振り付けを担当するなど、自分たちのショー以外にも活躍の場を広げている。彼らは、どんな場面で、アーティストのダンスセンスを感じるのか。

kazukiは「ダンスが苦手でも、アクティングや表情のつくり方が上手いと、ダンスも上手く見える」と語れば、shojiも「自分をどう見せたいかを持っている人は面白いし、上手いと思う」と同意する。NOPPOは俳優、三浦春馬の名前をあげ、「俳優の経験や彼の人生経験から表現の仕方、見せ方のセンスがあるなと思った」と語った。

4人ともダンスをはじめた時期さえ違え、膨大な時間を練習に費やしてきた。フロリダ州立大学の心理学者、エリクソンが一流バイオリニストになるため、20歳まで平均どれくらいの時間を費やしているかを調査した結果、平均1万時間であると判明。この結果からあるスキルを取得するためには、1万時間を要するとマルコム・グラッドウェルは著書『天才!成功する人々の法則』(講談社、2009)で紹介したことで、「1万時間の法則」(1万時間の法則に関しては賛否両論ある)として広まった。

ダンスに関しては、練習量とセンスのどちらが重要なのだろうか。運動神経の悪かったshojiは「ステップを覚えるのはやはりセンスよりも運動神経の良い人のほうがすぐに覚える。でもセンスがなくても、人の2~3倍練習すれば追いつける」という。これは非常にshojiらしい見解かもしれない。センスがないと悩んでも、その分努力で、多くの時間を費やし新たなスキルを獲得できる。


shoji

Oguriはダンスには、動き、アクティング、音楽などさまざまなセンスが複合的に必要とされるとし、「動きは良いけど、アクティングが下手な人もいる」と指摘する。さらにshojiは、歌心のような”ダンス心”もあり、たとえ動きが上手くても心に響かないパフォーマーもいるという。

「結局は、その人その人の人生経験や積み重ねてきたものがダンスに表れる」(shoji)

こうしたセンスか練習かに対し、kazukiは「センスと努力」と語る。結局、何事もセンスだけでは通用しないのだ。センスを磨く努力をしなければ。新たなビジネススキルを獲得するためのヒントになる。

文=本多カツヒロ 写真=小田駿一

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