カギとなる良いつてを見つけるまでに10回の挑戦が必要だったとしても、全くの新参者として海外の顧客に個別にアプローチするよりかは効果的だ。ビジネスの世界で学ぶべき最も重要なことの一つは、数百件の問い合わせを一つの起点に集約することだ。突然の営業電話をかけるのは最後の手段となる。まずはカギとなるつてを見つけることに時間を割くこと。そうしたパートナーは、あなたが自力で数年かかることを数週間で達成できる。
海外の企業・起業家の進出を支援する
当然ながら、逆の状況もあり得る。あなたには自国での専門知識や文化についての理解が既にある程度ある。国際的なビジネス関係を構築するもう一つの方法は、国際企業の自国への進出を支援することだ。
こちらからまず支援することで、相手の市場に参入する方法を提供してもらえるかもしれない。支援の内容は、広告市場の微妙な違いを起業家に理解させるようなシンプルなことかもしれないし、市の条例や税法の理解など国内営業に必要なものを提供する本格的なものかもしれない。どのように相手を支援するかはもちろん、あなたが持つ中核スキルによって変わってくる。
外国で完全ないんちきビジネスを展開している業者からの詐欺メールを受け取ったことは誰もがあるだろう。こうした勧誘には返信しないこと。国際ビジネスの経営者を探す際には、評判が高いリソースを使おう。
人を探す際には、問い合わせの起点を一つに集約することで、時間を大きく節約できる。そうして見つけた人が国内での事業展開に関心があることは確実であり、あなたは相手が何を達成したいのかについて正確に理解できる。パートナーとしての合致性を測ることがはるかに楽になるのだ。
大事なのは、どんな人脈を持っているかだ。ビジネスの国際展開を狙う起業家が新たな国や地域で土台を作れるように支援することは、ペイ・イット・フォワード（恩送り）の方法となる。ビジネスの海外展開は、する側にとっては大変で恐ろしく、時間がかかることに思えるものであり、それは国内企業にとっても海外企業にとっても、そしてどれほど多くの機会が待っていようとも変わらない。
問い合わせの起点となるコネを見つけ、シンプルさを保つこと。信頼できる少数の人脈を通して全てを実行し、時間をかけてそのネットワークを拡大する。また逆に、あなたの方でも同様に国内で重宝されるパートナーになろう。この2つを行えば、あなたのビジネスの国際的プレゼンスはすぐに成長するだろう。
