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マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ / Getty Images

アマゾン創業者でCEOのジェフ・ベゾスが、世界トップの富豪の地位を失った。アマゾンが10月24日発表の第3四半期決算は、四半期ベースで約2年ぶりの減益となり、株価は時間外取引で7%余り下落した。

10月24日午後8時(米国東部時間)時点で、ベゾスの保有資産は1039億ドル(約11.3兆円)まで下落し、フォーブスの「世界の富豪ランキング」で2位に沈んだ。ベゾスに代わり1位に浮上したのは、マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツだ。ゲイツの保有資産は本稿執筆時点で、1057億ドルとされている。

フォーブスが毎年発表する富豪ランキング「フォーブス400」で、ベゾスが首位に立ったのは2018年10月だった。当時の彼の保有資産は1600億ドルと試算され、24年間にわたり1位だったゲイツを追い抜いた。

ただし、ベゾスの資産の減少は、アマゾン株の下落のみによるものではない。彼は今年7月、元妻のマッケンジーとの離婚調停を成立させ、保有するアマゾン株の4分の1を彼女に譲渡していた。マッケンジー・ベゾスの保有資産は現在327億ドルとされている。


ジェフ・ベゾスと元妻のマッケンジー・ベゾス / Getty Images

アマゾンが24日午後発表した第3四半期の純利益は、前年比26%減の21億3400万ドルだった。前年同期比で減益となるのは2017年4~6月期以来で、9四半期ぶりだ。アマゾンの株価は時間外取引で9%近い下落となり、1株1624ドル付近まで下げた。その後はやや値を戻し、午後7時30分時点で1657ドル付近での取引となっている。

アマゾンは米国全土のプライム会員への当日配送の実現に向け、今後もロジスティクスや配送部門への投資を拡大すると述べた。CFOのBrian Olsavskyは、第4四半期には15億ドルを物流の整備に投資する計画であると述べた。

一方で、ビル・ゲイツは2014年にマイクロソフトの会長職を退き、取締役の地位にある。彼は現在、世界最大の民間慈善団体である「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」の共同チェアマンを務めている。

ゲイツは1987年にフォーブスが初の世界の富豪ランキングを発表した際に、資産12億5000万ドルでランキング入りを果たしていた。ベゾスがフォーブス400に初めて登場したのはアマゾンが上場した翌年の1998年で、当時の彼の保有資産は16億ドルだった。

編集=上田裕資

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