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2019.10.25

中国人富裕層の数、初の米国抜き 世界の格差も浮き彫りに

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また、ジニ係数に基づき所得の不均衡が少ない10カ国は次の通り。(かっこ内数字はジニ係数)

1位 スロバキア(0.498)
2位 東ティモール(0.565)
3位 ミャンマー(0.597)
4位 ベルギー(0.603)
5位 韓国(0.606)
6位 エチオピア(0.62)
7位 エリトリア(0.621)
7位 ベラルーシ(0.621)
9位 日本(0.626)
10位 トルクメニスタン(0.63)

世界の平均純資産は7万845ドル(約770万円)だ。純資産の内訳としては、金融資産が4万4020ドル(約480万円)、非金融資産が3万6407ドル(約400万円)、負債が9583ドル(約100万円)だ。金融資産は、主に現金や貯蓄などいつでも現金化できる資産と、株式など非現金投資が主に占めている。

また非金融資産は、主に住宅や土地などの不動産で構成されている。クレディ・スイスによると、世界の富裕層上位10%に入るには10万9430ドル(約1200万円)の資産が必要だ。

純資産を増やして世界のミリオネア4680万人の仲間入りを果たしたい場合には、いくつかすべきことがある。

1つ目は、貯蓄のスピードを高めることだ。金融資産は、収入のうちためることができた額で決まる。そのため、貯蓄すればするほど純資産は上がる。これは十分シンプルなことだ。

2つ目は、収入を増やすこと。まずまずの給料を稼いでいなければ近いうちにミリオネアになることはできない。データからは、米国のミリオネアの大部分は株式市場に投資していることが示されており、ミリオネアは収入が高いだけでなく多額の投資をしていることが分かる。

最後に、負債は避けなければならない。ほとんどの人は家を購入したり大学に行ったりするためにローンが必要なので、現実的には難しい点だ。しかし、あなたの足を引っ張りかねない2つの種類の負債には、医療費による負債とクレジットカードによる負債がある。

医療費による負債から自分を守るため、十分な健康保険を持つこと。大きな負担になりかねないクレジットカードの負債に関しては、できる限り早く返済する計画を立て、未払い金が高い金利によって制御できないほど膨れ上がらないようにする。そのためには、金利を一時的に0%にしてくれるカードに負債の残金を移すことも必要かもしれない。

世界の超富裕層の仲間入りをするには多大な努力と運が必要なのは明らかだろう。

翻訳・編集=出田静

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