最近は、安定しているとされる企業での仕事よりも、自由や柔軟性を重視する人が増えている。この現象は、米企業フレッシュブックスによる最近の調査でも裏付けられている。同調査によると、米国では2021年までに従来型の雇用形態を捨てて独立したいと考える人は2400万人に上る。
どうやら、自営は新たなアメリカンドリームとなっているようだ。自営業の増加、そしてギグエコノミーの発展により、多くの米国人にとって現実的な選択肢となっているのが、「ポートフォリオ型」キャリアだ。
ポートフォリオ型キャリアとは?
現代の米国の労働者は自分の働き方や働く理由を自分でコントロールしたいと思う傾向が強くなっている。ポートフォリオ型キャリアはそうした人の望みをかなえた上で、さらに多くのものを与えてくれる。
ポートフォリオ型キャリアとは、複数の収入源を組み合わせた働き方で、フルタイムやパートタイム、フリーランス、コンサルタントなどの仕事を同時にこなすものだ。例えば、コンサルティングの仕事を受けながら、もう一つの仕事としてパートタイム従業員となったり、独自の商品やサービスを開発したり、フリーランサーとしてライティングの仕事をこなしたりする。
ポートフォリオ型キャリアで最も重要なテーマは自己管理だ。仕事をする時間、相手、自分の仕事の価値は自分で決めなければならない。
ポートフォリオ型キャリアのメリットは?
一つの仕事だけでは、あなたが求める成長や柔軟性、満足感は得られないだろう。ポートフォリオ型キャリアには、以下を含む多くのメリットがある。
・自分が熱中できるものを追求できる
・新たなスキルや知識を得られる
・自分のキャリアパスをコントロールできる
・仕事の柔軟性や多様性が向上する
・複数の収入源を育てられる(これにより経済的安定が得られ、リスクを複数のプロジェクトやビジネスへと分散できる)