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働き方革命最前線 ─ポストAI時代のワークスタイル

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職場と家の往復のような同質性の中で生きていると、自分を表現できずに鬱屈としたり、失敗を恐れるあまりチャレンジすることさえできなくなってしまうことも多いと思います。

以前、ある人から「うちの職場は一度でも遅刻をすると、いつまでも“いい加減なやつ”というレッテルを貼られるんですよ」なんて話を聞いたこともありますが、そんな窮屈な環境では、以前から僕がご提案しているような「アイデアを広げるためのGIVE」などは、とてもハードルが高く聞こえてしまうのかもしれません。

なぜ、自分を表現することが怖いのか

自分を表現するということにおいては、まず、「言いたいことが言えない」や「恥をかいたら最後」という得体のしれない恐怖がつきまとうことを認識することが大事です。

しかし、そうした恐怖は幻でしかありません。ではなぜこんな恐怖を自分は持っているのか? 理由の一つとして、コミュニティの性質があげられると思います。

例えば、最も小さいコミュニティが家族や親戚だとします。すると、家族や親戚の輪の内側が味方で、外側にいる知らない人たちは敵、という認識が生まれるでしょう。人間は無意識に、内側と外側を敵味方で分ける性質を持っていて、コミュニティの輪から弾かれる恐怖と、外側から攻撃される恐怖を同時に抱えているのだと思います。

これが、「批判されるのが怖い」という得体のしれない恐怖の正体の一つであり、だからこそ、今いる環境で自分を変えていくのはリスクが高いと考えてしまうのでしょう。

であれば、まずは遠くにある場所で自分を表現して、自分を変えていく体験を重ねていけば、恐怖を打破していけるはずです。そこで必要になるのが、成功体験を作ることです。と同時に、失敗してみることです。この両方を一度きちんと味わっていけると、次第に一歩を踏み出すことが怖くなくなってきます。

そうして自分を表現する成功/失敗体験を作るちょうどいい「中間機能」として役立つのが、インターネットによる別世界冒険です。

文=尾原和啓

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