空港の閉鎖は、今年のニュースの定番になりつつある。香港での最近の抗議デモによる空港閉鎖や、英国の空港を標的とした「絶滅への反逆(Extinction Rebellion)」などによる気候変動デモなどが相次ぐ現状は、利用客の増え続ける主要空港が、最大限の混乱をもたらそうとする抗議デモ側にとって格好のターゲットとなっていることを示している。
遅延・欠便が起きたらどうする?
フライトがキャンセルされた場合、対処法を考える上で重要なことが2つある。それはチケットの支払い方法と発着地だ。
まず、フライトが3時間以上遅れない限り、自分でできることはあまりない。どのような交通手段も遅延は避けられず、乗客は一般的にある程度の遅れを我慢することが求められている。この“ある程度”は3時間というのが一般的な基準だ。この時点で、フライトの遅れやその後のキャンセルに対し次の5つのステップを取らなければならない。
1. 航空会社に連絡し、次の利用可能な便を予約する
空港全体が閉鎖されている場合にはカスタマーサポートの電話がつながりにくくなることが予想されるものの、一般的な最初のステップとして、次の便を確保するべきだ。多くの人が同じことを試みるので、迅速な対処が重要だ。
2. チケットを予約・購入した方法が重要に
第三者企業のウェブサイトを通じてフライトを予約して料金を節約することは、その時点では良いアイデアに思えるかもしれないが、問題が起きた際にはその代償を支払うことになる。第三者企業を通して予約した場合、航空会社による直接対応はほぼ望めない。航空会社からは、予約した業者を通して解決するよう伝えられる。こうしたサイトのカスタマーサービスは驚くほどずさんなことが多い。
こうしたサイトは多くの場合、検索結果のトップに表示されるためのアルゴリズムで構成されている。そのため、生身の人間と話をする必要がある場合、問題が次から次へと発生する。私からのアドバイスは、第三者企業を通した価格が圧倒的に安くない限り、航空会社のサービスを使って直接予約することだ。
その後重要になるのがチケットの支払い方法だ。多くのクレジットカード企業は、旅行のキャンセルに補償をつけている。また、カード会社のコンシェルジュサービスを通して予約した場合は、旅行保険が追加される。