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グーグルの新型スマホPixel 4(Photo by Drew Angerer/Getty Images)

筆者は、グーグルの新型スマホ「Pixel 4 XL」を使い始めてまだ日が浅いが、素晴らしいデバイスであることを痛感している。ユーザーインターフェースはよく考えられており、通知のアニメーションはきめ細かい。また、ロックを解除する際は手が近づくのを検知して、画面に触れる前から待機状態になる。

これまでグーグルのデバイスとは異なり、Pixel 4は間違いなく先進的なデバイスだと言える。Pixel 3はメモリ管理に問題があったため、動作が遅くて使い勝手が悪かった。それに比べるとPixel 4は大幅に機能がアップグレードされている。

その最たるものがアシスタント機能だ。例えば、ボイスレコーダーアプリは音声を自動的に文字起こしし、テキスト化された言葉を検索することができる。また、データはデバイスのみに保存されるので安全だ。このように、ユーザーがAIに指示しなくても便利で安全な機能が使えることこそが、筆者がAIに期待することだ。

動画の音声を字幕化する機能も搭載されており、スピーカーの音量を上げることができないシチュエーションでは非常に便利だ。この機能はサウンドオプションメニューで設定することができるので、いちいちAIに指示する必要がない。

このように、Pixel 4はAIがバックグラウンドに組み込まれて動作し、ユーザー体験を改善してくれる点が優れている。スマホに期待される機能を根本から変えるデバイスだと言っても過言ではない。

一方で、「Hey Google!」と話しかけなければいけないアシスタント機能についてはあまり必要性を感じない。先週行われた発表イベントでは、グーグルの幹部がデモを行い、「ビヨンセのインスタグラムページを見せて」と言うとPixel 4はその通りのことを実践してみせた。確かに優れているが、実生活で使うことはほとんどないだろう。

この数日、筆者はPixel 4 XLに「エドにワッツアップ経由でメッセージを送って」や「バラク・オバマのツイッターを検索して」など思いつくままに指示を出しているが、うまくいかないケースが半分くらいある。しかし、そもそも、AIに出す指示を考えるのが大変だ。

本当に役立つアシスタント機能

飲み屋で友人に自慢するには面白いかもしれないが、所詮はギミックに過ぎないというのが正直な印象だ。筆者は数年間に渡って様々なAIアシスタントを試しているが、日常生活ではほとんど使っていない。

Pixel 4のAIで異彩を放っているのは、前述の通りOSに組み込まれた機能だ。グーグルはこの数年間、スマホのコア機能にAIを組み込む努力をしてきた。周囲の音楽を聴き取ってロック画面に曲名を表示してくれる機能や、ユーザーに代わってレストラン予約をしてくれる「Duplex」などが良い例だ。

これらのように、日々発生する重要なタスクを着々と処理してくれることこそが、スマホのAIに期待する役割だ。パーティーの隠し芸的な機能など不要であり、グーグルが今後もコア機能にAIを組み込んでくれることを期待したい。

編集=上田裕資

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