同プログラムは2カ月以上前に開始され、グロシエのフルタイム従業員の約4分の1が既にシフトを完了している。また同社では、ネット上での顧客体験も含めるようこのプログラムを拡大したことで、グロシエのネット販売環境でも同様の直接的な体験ができる。
「インターネット販売から始まった当社にとって、実店舗の存在はいまだにとても新しいもの。そのため、実店舗に巡礼のごとく足を運んでくれる顧客から得られる拡張可能な見識を従業員に提供することが重要」(ワイス)
消費者も、これは賢いアプローチだと考えている。ニックス(Knix)のショールームで働くジェナメイ・ビルマーは従業員にとって、顧客を完全に理解できるよう可能な限り異なる役割を経験することが非常に価値あることだと考えている。
ビルマーは「またこうしたプログラムは、ブランド本社が人間的要素を持っていて、会社としての成長をそもそも助けてくれた人々と交流する努力をしていることを示している」と述べた。
グロシエは、ブランドの店舗販売とネット販売のチームメンバーを結ぶ支援だけでなく、貴重な顧客からの意見を定期的に得ることを同プログラムの長期的なビジョンとしている。