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北京・テスラ販売店前で充電中のテスラ車(2019年7月)(Tada Images / Shutterstock.com)

テスラが中国での車両の製造許可を取得したことが、中華人民共和国工業情報化部が開示した書類で明らかになった。ロイターは10月17日、テスラが「ギガファクトリー上海」でのEV(電気自動車)車両の製造を、準備を整え次第、開始できると伝えた。

テスラは以前から、年内に上海での製造を開始すると宣言していた。ギガファクトリー上海の建設に同社は推定20億ドルを費やしていた。

上海の工場は、テスラが米国以外に設置した、初めてのフルスケールの製造拠点となる。同社は2013年にオランダのティルブルフに、1万8900平方メートルの最終組み立て工場を設置し、欧州でのディストリビューション拠点としていた。テスラは中国で24カ所の販売店を構えている。

7月の株主宛の書簡でテスラは次のように述べていた。

「ギガファクトリー上海の建設は順調に進んでおり、今年第2四半期には製造設備の搬入を開始した。現地のモデル3の生産ラインは、従来よりも合理化を進め低コスト化を実現したもので、年間15万台の製造キャパシティを持つ。中国でのモデル3の販売価格は32万8000人民元(約500万円)で、燃費の削減や政府の補助金を考慮に入れずとも、競合のガソリン車と十分戦える価格となっている。

中国の消費者は昨年、50万台を大きく上回る中型サイズのプレミアムセダンを購入しており、テスラが長期的に大きな需要を狙える市場だ。当社は年内に中国での製造を開始しようとしている。ギガファクトリー上海での製造分も含め、2020年1月30日までの1年間で、当社は世界で50万台以上の製造を目標としている」

テスラのイーロン・マスクCEOは9月に中国を訪れ、同社への税優遇措置を勝ち取った。マスクはその際に、中国の工場が稼働すれば、週あたり3000台のモデル3の製造が可能になると話していた。

2008年に設立された中華人民共和国工業情報化部は、中国の製造業の計画策定や、政策の立案、基準の策定を行っている。

編集=上田裕資

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