日曜夜の憂鬱を克服する5つの方法

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理論的には、金曜日の夜から月曜日の朝までは全てあなたが自由に使える時間のはずだ。日曜日の午後の時間を家族や友人、恋人、愛するペットと楽しむ代わり、「明日はどんな会議があるのか」「上司に提出しなければいけないものは何か」「朝の会議に出席するためには何時に起きなければならないか」といった考えが頭の中を駆け巡っているようであれば、それはあなただけではない。

世界保健機関(WHO)は、ストレスを21世紀の疫病として分類している。複数の研究からは、仕事のストレスが米国の成人の間で主要なストレス源となっていて、過去数十年で次第に悪化してきたことが分かっている。

米国立労働安全衛生研究所(NIOSH)の報告書では、労働者の40%が自分の仕事はとても、あるいは極めてストレスが高いと述べ、25%は生活における最大のストレス要因が仕事だとしていた。そのため、日曜夜になると月曜からの1週間について考え、不安を感じることも驚くことではない。

米求人情報サイトのモンスター(Monster)の意識調査によると、米国人の76%は日曜夜に感じる憂鬱(ゆううつ)が「非常に深刻」だと報告している。ここでは、日曜夜の不安を克服し、週末の時間を心から楽しむための5つの方法を紹介する。

1. 楽しい活動を予定する

自宅でソファに寝転がっている場合、こうした不安な考えが浮かんでくる可能性がはるかに高いだろう。何かポジティブなことに注目できるよう、楽しい気晴らしや活動を予定すること。その時間を使って趣味をしたり、映画を見にいったり、外で時間を過ごしたり、友人と飲みに行ったりする。

週末に出掛ける予定を立ててもよい。いつ不安を感じ始めるかに注意し、楽しみにできる活動を計画しよう。

2. 電子メールを見ない

上司がメールを確認しているからといって、あなたも週末にメールを見なければならないわけではない。仕事のメールに日曜夜から返信し始めると、上司はそれを期待するようになる。そうではなく、電子メールは平日の間に確認し、週末は個人的な活動に充てるといったパターンを確立しよう。境界線を設定し、それを守ること。週末にエネルギーを補給する時間を取ることができれば、月曜日の朝の仕事がはるかに生産的になるはずだ。

3. 次の週の予定を事前に立てておく

電子メールを全く見ないのは不可能だと言う人もいるかもしれない。その場合、次の週の予定を事前に決めておこう。金曜午後に、次週の目標や締め切りを決める時間を取ること。電子メールの受信ボックスを整理しておけば、月曜日には新鮮な気持ちでスタートできる。また、メールを下書きし、特定の日に送信されるよう予定しておくこともできる。考えを整理し、今後の会議の準備をしておくことで、よい週末を過ごす準備ができる。
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翻訳・編集=出田静

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