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2019.10.17 16:30

人事ソフト「ワークデイ」の株価が急落、創業者の資産が大幅減

ワークデイCEOのAneel Bhusri(Photo by: Mark Neuling/CNBC/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

ワークデイCEOのAneel Bhusri(Photo by: Mark Neuling/CNBC/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

企業向けに人事から財務までを網羅する統合型ソフトウェアを提供する「ワークデイ(Workday)」の株価は10月16日、11%下落し、共同創業者でビリオネアのDavid Duffield とAneel Bhusriの保有資産は大幅に減少した。

フォーブスのリアルタイム・ビリオネアランキングのデータで、Duffieldの資産は11億ドル減少し、100億ドル(約1兆900億円)になった。CEOのBhusriの資産は2億3600万ドル減少し、21億ドルになった。

ワークデイのコア事業は人事向けソフトウェアだが、10月14日に同社は、この部門の売上成長率が低下し、2020年までに20%になるとアナリストに述べていた。Bhusriはクラウドソフトウェア企業のCoupaの成功を例にあげ、企業の支出管理などの新部門に進出すると述べた。

現会長のDuffieldは2005年にBhusriとワークデイを共同創業し、2012年に上場させていた。Duffieldは以前にソフトウェア企業のPeopleSoftを設立し、2005年にオラクルに100億ドルで売却していた。ワークデイの売上は、2019年7月までの四半期に32%増を記録し、8億8800万ドルに達していた。

ワークデイの株価は今年1月から7月にかけて29%の急騰となったが、現在では年初の水準まで下落した。Bhusriは今年10月に発表のフォーブスの富豪リスト「フォーブス400」に今年初めて登場していた。

編集=上田裕資

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