ビジネス

2019.10.24

Forbes US版が選ぶ世界を変えるUNDER30の女性たち|前編

ライザ・コーシー


サラ・シュタウディンガー(30)Staud共同創業者、ファッションデザイナー ART & STYLE

LA育ちのサラ・シュタウディンガーは、ファストファッションとラグジュアリーブランドの間に位置するブランドへの需要を感じ、2015年に起業。気鋭の女性向けD2Cアパレルブランド、Staudを展開する。発足当初は、購入者が袖やズボンの丈などをカスタマイズできるテクノロジーに多額の投資をしたものの失敗に終わり、約1カ月で戦略を転換。18年の収益は、実店舗も含めて前年の5倍の約2000万ドルに上ると推定される。学生時代にファッション誌でインターン経験を持つサラは、小売業的な観点と編集者としての視点の双方が重要だと考える。無機質な背景に洋服を配置した写真を掲載するECサイトが一般的な中、テーマに合わせたセットを自らデザインし、その中で商品を撮影することにこだわっている。

クリステン・マクレラン(29)SnappyScreen共同創業者 MANUFACTURING & INDUSTRY

手を使わずに、自動で日焼け止めを身体に塗布してくれるというユニークなマシンを展開するSnappyScreen。フォーシーズンズやリッツカールトンなどの高級ホテルが導入している。マシンを無料で提供し、日焼け止めの在庫を前払いで購入してもらうビジネスモデルだ。クリステン・マクレランがこのビジネスを思いついたのは旅行中のこと。家族が日焼け止めを塗ったにもかかわらず、たった20分で日焼け跡が残ってしまったという。その後、日焼け止めの売り上げが伸び続けているにもかかわらず皮膚がんの患者数が他のがん患者と比べて多いことや、日焼け止めを正しく塗布できている人が全体のわずか3分の1しかいないと知った彼女は、コーネル大での学生生活をその解決法の開発に費やした。

翻訳・構成=瀧口友里奈|編集=スティーブン・バートーニ、アレクサンドラ・ウィルソン|写真=ジャメル・トッピン

この記事は 「Forbes JAPAN 空気は読まずに変えるもの日本発「世界を変える30歳未満」30人」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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