エディター、ライター

VACHERON CONSTANTIN Patrimony Automatic

10代のころから独学で学び、IT関連企業を立ち上げてきたイージーコミュニケーションズ代表の内海友貴さん。勤勉さと鋭い感性で若くして成功を収めた経営者の時計選びは、やはりひと味違う。


内海さんに仕事の内容を問うと「基本的にIT畑がベースです」という。「webを使ったプロモーション、集客、販売などの事業戦略、システム開発、デザインなどを含めたプロデュースといったことをやっています。100前後のサイトやサービスを手がけていて、全国にクライアントがいます。これがメインの仕事ですね」

メインということは、もちろんそれ以外もある。自社でいくつかもつメディアの運用もそのひとつだ。

「例えばペットの里親募集サイト。過去8年間で13万頭のペットに里親を見つけてきた取り組みです。このメディアは、大手企業がスポンサーになってくださって展開しています。このサイトに限らず、社会的意義のあるIT活用といったものを見つけ出し、自社で運用しています」

内海さんの手がける仕事は幅広い。IT以外の仕事もプロデュースしているという。

「直近では、世界に向けて日本人建築家をブランディングし、彼らのグローバル展開を支援するプロジェクトにも取り組んでいます。11月末には中国に進出する予定です。JIAC(ジャパン・インターナショナル・アーキテクチュラル・デザイン・センター)といい、中国でも注目されていると聞いています」

つまるところ内海さんにとっての仕事は「できれば、何か社会の役に立つような」ことということだ。

そんな内海さんの愛機はヴァシュロン・コンスタンタンの「パトリモニー」、プラチナケースの限定モデルである。腕時計にはとくに興味がなかった彼だったが、10年ほど前に「ヘアサロンで雑誌を見ていて」眼に留まった。

「欲しいと思ったんですが、当時の僕には手が出なかった」と断念。念願かなって購入できたのは今年になってからということだ。

「秒針が加わったモデルが、新たに150本だけ作られていたことをある記事で知り、買うなら今だ!と決めました」

10年越しで手に入れた念願のパトリモニー。その魅力について、内海さんは次のように語る。

「僕は時計の知識もないし、ブランドのことも知らなかったんですが、シンプルで、研ぎすまされたもの、完璧な仕事を感じるんです。瞬間的に超一流を求められる仕事柄、完璧な仕事の模範が身近にあるという事は大きい。腕時計が欲しいと思ったのではなく、“これ”が欲しいと思ったんです。文字盤にVACHERONCONSTANTINと書いてなかったとしても、これを買っていたと思います」

文=福留亮司 編集=青山鼓

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