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Justin Sullivan/Getty Images

ウィーワーク(WeWork)のコワーキングスペースには、プライベートな会話を行うための電話ブースが設置されているが、その建築資材に有害物質が含まれていることが分かった。同社は10月14日、顧客向けに送信したEメールで、米国とカナダの施設の1600カ所の電話ブースを閉鎖すると宣言した。

閉鎖の理由をウィーワークは、基準値を超えるホルムアルデヒドが検出されたためとしている。ビジネス・インサイダーの8月の記事では、ウィーワークの入居者が電話ブースを使用した際に、目の乾きや不快な臭いを報告したとされていた。

米国環境保護庁は、ホルムアルデヒドを目や皮膚、喉や鼻の乾きを引き起こす物質に指定しており、ウィーワークが外部のコンサルタント企業にテストを依頼した結果、建築資材にこの物質が含まれていることが分かったという。長期間にわたり高濃度のホルムアルデヒドに接触した場合、ガンを発症するケースもある。

今回の汚染は電話ブースの製造元によって引き起こされたとウィーワークは述べたが、企業名にはふれなかった。同社は今後、米国とカナダの施設内の1600の電話ブースを使用中止にし、さらに700を検査のため取り外すという。

ウィーワークの広報担当者は「当社は顧客の安全と健康を第一に優先しており、可能な限り速やかにこの問題を解決していく」と声明で述べた。

今回の電話ブースの汚染問題は、9月にIPOを延期し、創業者のアダム・ニューマンを追放したウィーワークの、さらなる失態といえる。新たな幹部らは、ニューマンの放埒な経営スタイルを改めコスト削減を進めている。ウィーワークは、社用のプライベートジェットの売却にも動き、現金を調達しようとしている。

フォーブスはニューマンの保有資産を、今年3月時点では41億ドル(約4400億円)と推定していた。しかし、10月10日、ニューマンの資産を最大で6億ドルに引き下げた。

編集=上田裕資

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