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2019.10.20 13:00

旅に備えた美容ケア 7つのコツをプロが伝授

Gettyimages

今時の空の旅は過去とは違う。空港での長い行列や数時間の待ち時間、混み合った機内といった要素により、昔よりも快適さがいっそう大切なものとなっている。とはいえ、旅行の準備は保安検査場に並ぶずっと前から始まるものだ。

本記事では、長距離便に向けて体を整え、到着時に見た目も気分もしっかり休息を取った状態になるための7つのコツを、美容のプロが伝授する。

1. 美容関連の予約は出発前日に詰め込まない

美容サービスを全て出発の前日に予約するのは良くないかもしれない。ブリス・スパ・ボストン(Bliss Spa Boston)の主席テクニシャン、ナンシー・レは、予約はそれぞれの内容に応じて間を空けて入れるべきだと語る。

「マニキュアやペディキュアは旅の前日でも大丈夫だが、ワックス脱毛は直前にしてはいけない。特に熱帯地域に旅行する場合は、脱毛したての肌が強い日差しにさらされてしまう。日光浴をする前に肌が回復できるよう、旅行の2~4日前に予約した方がよい」

またレによると、フェーシャルエステは旅の1週間前、スプレータンニングは2日前にしておくべきだ。いずれも完全に効果が出るまでに時間がかかるため、目的地に到着したときに肌が最高の状態を迎えるようにすることが理由だ。

2. 自宅でも肌のケアをする

レは、自宅で肌のセルフケアをすることを強く勧めている。彼女はまず、出発前の週に自宅でドライブラッシングを2回行い、隔日でシュガースクラブを使用し、毎晩体にボディオイルを塗っている。大きな冒険に出る前には、体の隅々まできちんとケアし、肌を完全に潤った状態にするようにしよう。

3. ベビーパウダーは必需品

ファッションショーのヘアスタイリストであるジャナ・ラゴは、旅行中の髪のケアについてこう語っている。「ブローで整えた髪形を保つためにドライシャンプーには頼らないこと。ドライシャンプーは頭皮や頭髪の分け目、生え際に汚物を蓄積させる。これはヘアスプレーの蓄積と同じぐらい悪い」

その代わり、ラゴは旅行サイズの小さなベビーパウダーを買い、機内持ち込み手荷物に入れてドライシャンプーと同じように使うことを勧めている。

4. 髪が湿った状態で寝ない

旅行中、一日中探索して疲れ切った状態でホテルに戻ると、シャワーを浴びてそのまま寝たくなるものだ。しかしラゴは「髪が最も弱いのは湿っているとき。反対に一番強いのは乾いているとき」と説明。「髪を乾かさないで寝てしまうと、髪が引き伸ばされ、切れたり細くなったりしてしまう。そのため寝る前には必ず、少し時間をかけてさっと乾かすようにしよう」と語る。

5. ホテルのヘアドライヤーを活用

夕食前にさっとリフレッシュしたい場合は、ベビーバウダーを髪の根元に少しつけ、冷風でドライヤーをかけよう。「髪に上から風を当て、それから顔の周り、毛先の方へと移動させる。こうすることで、髪の根元から出る油が真ん中や毛先の方に押し出され、顔の周りの髪の毛がさっぱりして見える」(ラゴ)

6. 男性も美容計画が必要

男性の美容習慣は女性より短いかもしれないが、男性にも少々の計画が必要だ。男性は、旅行中に最高のルックスを維持できるよう、散髪は旅の1週間前に済ませておこう。

7. 一に保湿、二に保湿!

長距離便では、体の潤いを保つことが非常に重要だ。最善の方法は、乾燥した空気に対して複数の側面から対策を講じることだ。ナンシー・レは、目元のむくみを防ぐために常にアイマスクを持参しているほか、夜間でも簡単にリフレッシュできるようフェースミストの持参も勧めている。そしてもちろん、フライト中は水をたくさん飲むこと。

編集=遠藤宗生

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