1日9分でソーシャルメディアの達人になる方法

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私は最近、デジタルブランディングに最も注力しており、クライアントのソーシャルメディア嫌い克服に取り組んでいる。クライアントがソーシャルメディアを避ける一番の理由が、「時間がない」というものだ。

では、1日に9分間だけ使えばいいとしたらどうだろう。9分間の時間は作れるだろうか?

1日数分の時間を確保するだけで、多くを達成し、オーディエンスに価値を提供できる。疲れ切ってしまうこともない。ただし、効果を発揮させるためには1日9分の習慣を毎日継続する必要がある。9分の習慣を続ければ、ソーシャルメディアに月3時間を使うことになるのだ。以下に、その実現方法を紹介する。

ステップ1 一つのサイトに専念する

全てのソーシャルメディアサイトでアカウントを運営するのは、労力の無駄だ。フェイスブックにインスタグラム、ツイッター、リンクトイン、さらにはユーチューブにまで手を出せば、ソーシャルメディアに生活を乗っ取られてしまう。

フルタイムの仕事にでもしない限り、これら全てのプラットフォームを常に更新し続けることなど不可能だ。まずは多くて三つ、理想的には一つのプラットフォームに絞って始めよう。

では、自分に合ったサイトを選ぶにはどうしたらよいだろうか? 以下の2つの判断基準から自分に当てはまるものを見つけよう。

1. 楽しめるサイトであること。動画制作が嫌いならユーチューブを選ぶ意味はない。自分が楽しめるものなら、1日9分間の習慣を継続できる可能性が高い。短文で簡潔なコンテンツを書きたいのなら、ツイッターが向いている。視覚に訴えるのが好きなら、インスタグラムがお勧めだ。

2. 対象オーディエンスがいるサイトであること。仕事の目的でソーシャルメディアを使うのであれば、目標とすべきは、自分についての意思決定をする人たちの目に触れ、そうした人々に価値を提供することだ。ツイッターに自分の対象オーディエンスがいないのに、キム・カーダシアンやドナルド・トランプ並みの頻度で投稿しても意味はない。
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編集=遠藤宗生

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