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8月の後半には、フィンランド最大のアートイベントであるヘルシンキ・フェスティバルが開催される。今年は、8月15日から9月1日の期間、パフォーミング・アート、クラッシック音楽のコンサート、ヴィジュアルアートや映画上映といったさまざまな催しがヘルシンキの街の各所で開催された。


新しくオープンした図書館Oodi前の広場での映画上映

初日の15日は「アート・ナイト」でもあり、美術館やギャラリーが開館時間を延長し、街中のそれ以外の場所でも各種のアートイベントが開催される。1989年に始まったこのイベントは、今年で30周年。多くの美術館が入館料無料で開放されており、気軽に美術館巡りができる。

同時期には街中のさまざまな飲食店で、アーティストのライブ演奏や展示が無料で楽しめる「アート・ゴーズ・カパッカ(Art Goes Kapakka)」も開催される。「カパッカ」は、居酒屋やパブなどを意味するフィンランド語で、今年は10日間の期間中36のレストランで、400近いイベントと22の展示が催された。

このような同時多発的イベントが継続的に開催しやすいのは、ヘルシンキのような小規模都市ならではの特性かもしれない。多くのイベント会場は近距離圏内に集中し、ハシゴも苦にならない。レンタルの自転車やスクーターを利用することで、徒歩圏外の場所へのアクセスも容易だ。

ヘルシンキ都市圏の公共のレンタル自転車は安い料金で、誰でも利用することができる。5月から10月までのシーズンパスだと30ユーロの基本料金のみで、毎回30分までは追加料金なしで乗り放題。そのほか5ユーロで24時間レンタル、10ユーロでの7日間レンタルの選択肢もあり、短期滞在の訪問者でも利用しやすい。

北欧最大のデザインの祭典も

9月の前半は「ヘルシンキ・デザインウィーク」と、デザイン商材や家具などの展示会「ハビターレ」の2つのイベントが開催される。

デザインウィークは、2015年から毎年9月に開催されている北欧では最大のデザインの祭典。今年は9月5日から15日までの11日間開催された。期間中は、例年、約200のイベントが展開され、昨年実績では約17万名を動員した。


デザインウィーク期間中は、建築事務所やデザイン事務所などのオープンオフィスツアーも開催された(写真は元バスケットコートを改装して利用している広告会社のオフィス)。

今年のデザインウィークのメイン会場は、元々税関として使われていた歴史ある建物で、4フロアにまたがった65の部屋と区画には、マリメッコやアルテックといったグローバル規模のデザイン企業と、若手デザイナーが入り混じって空間を展開。それぞれの部屋の内装とともに、多彩なアートやデザインが楽しめた。

文=MAKI NAKATA

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