キャリアで充実感を得る5つの秘訣

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キャリアにおける真の充実感は、なかなか得られないものではあるが、決して実現不可能なものではない。充実感を得るために努力が必要であることに気づいていない人は多い。3歳の時点で自分が情熱を燃やせるものを見つけられるような天才は滅多にいない。ほとんどの人は、見つける努力が必要だ。

運がよければ、あなたも単なる仕事や職業ではなく、自分の使命を見つけられるだろう。以下に、誰もが得るべきであるキャリアの充実感を実現するためのアドバイスを紹介する。

1. 得意な仕事に固執しない

現在のキャリアには多くの時間と労力を費やしてきたので、新しい道を考える意味はないと考える人も多い。それは間違いだ。キャリアにおける真の充実感を得るために重要なのは、楽しいことと得意なことが交差する点を見出すことだ。得意ではあるものの、それをするのが嫌でたまらないような仕事は、キャリアの大惨事につながる。その仕事は自分を満足させるどころか、活力も喜びも奪ってしまうだろう。

2. 価値観に沿ったキャリアを選ぶ

自分と雇用主の価値観のずれは、脱力感やむなしさにつながる。例えば、自分が顧客満足度の向上に努めている一方で、所属する組織が収支決算にのみ固執しているような職場なストレスの原因となり、最終的にはキャリアに対する不満が募るだろう。

3. キャリアをひとつの仕事でなくポートフォリオとして捉える

仕事の世界は変わり続けている。生涯でひとつの職業や仕事を続けなければならないなどというルールはない。実際には、あなたには多くの才能や興味があるはずだ。ひとつの収入源に頼らずに、そうした才能や興味を複数の収入源に変えてはどうだろうか?

4. キャリアパスは一直線でないと認める

シェリル・サンドバーグは著書『LEAN IN(リーン・イン)』の中で、キャリアパスとははしごではなくジャングルジムのようなものだと表現している。学校を卒業し、良い仕事に就いて一生懸命働き、(運が良ければ)65歳で退職して第二の道を歩む、という生き方はもはや過去のものであり、今の時代は機敏さと柔軟性が重要だ。キャリアパスはもはや固定された道ではない。二歩前進するために一歩後退しなければいけない時もある。
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編集=遠藤宗生

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