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2019.10.03

旅費は実質ゼロ 地方で農業体験ができる「タイミートラベル」がローンチ

(左から)ビビッドガーデン代表取締役秋元里奈、タイミー代表取締役社長小川嶺、同社トラベル事業部プロジェクトマネージャー本間大輝、ひだしんイノベーションパートナーズ代表取締役古里圭史、東農園 東信吾


タイミートラベルの本体であるタイミーがローンチされたのは、2018年。

「1日の、しかもたった数時間だけ」という超短時間アルバイトのスタイルが、すぐにアルバイトをしたい人と、すぐにアルバイトが欲しい飲食店のニーズとマッチした。リリース開始後約1カ月で導入100社、利用者数7000人を突破。現在は2000店舗以上が導入し、利用者数は現在10万人を超えている。

2018年12月、サイバーエージェントの藤田晋氏が自ら手がける「藤田ファンド」を筆頭に、エン・ジャパン、オリエントコーポレーションなどから、第三者割当増資による3億円の資金調達を達成した。

同社代表取締役の小川 嶺は、立教大学経営学部4年在学中の現在22歳。

最初の起業は大学入学前のこと。主婦が空き時間を利用して学生のために食事を作るマッチングサービスを展開したが、知らない学生が自宅に入ることに主婦が躊躇するなど課題点も多く、事業の拡大を断念した。

20歳の時には、自分の体形と自分の好みを打ち込むと、人気ファッションブランドから似合う服が提案されるアプリをローンチ。500万円の資金調達に成功するものの、もともとファッションセンスに自信のない自分のために作ったアプリが、女性向けのサービスへと転化し、自身が手がける意味を見出すことができなくなり会社を畳んだ。

タイミートラベルには、現時点で沖縄県波照間島や千葉県の農家での業務など、合計8件の案件が掲載をされており、3年以内にタイミーと合わせて18万人までユーザーを伸ばすことを目指すという。

文=守屋美佳

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