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Stripe共同創業者・プレジデント ジョン・コリソン / Getty Images

オンライン決済サービスの「Stripe(ストライプ)」は先日、新たに2億5000万ドルをGeneral Catalystやセコイア・キャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツらから調達した。同社の評価額は350億ドル(約3.8兆円)に到達した。

Stripeは今年1月、Tiger Globalから1億ドルを調達した際に、225億ドルの評価を受けていたが、その後の数カ月で125億ドル以上も価値を高めたことになる。同社は今回の調達資金でグローバル進出を加速させ、企業向け市場でも勢力を拡大する。

同社は直近で新たに8カ国でサービスを開始しており、今後の数カ月で40カ国に利用可能エリアを広げる計画だ。Stripeは今回の調達と同時に、インターネット企業向けのクレジットカード事業や、レンディング(貸付)分野への進出もアナウンスした。同社のコーポレートクレジットカードは、発行にかかる時間を短縮し、多様なデジタルツールが利用可能になっている。

Stripeの企業向けクレジットカードは、各従業員の利用限度額の設定が容易で、特定のカテゴリをブロックできるという。利用履歴はリアルタイムで確認でき、経費管理を効率化できる。カードの手数料は無料で、企業は最大で2%のキャッシュバックを受けられる。

さらに、貸付サービスのStripe Capitalは顧客らに面倒な手続き無しで、資金を貸し付ける。「スタートアップや小規模な企業にとって便利な金融サービスを提供していきたい」と同社は述べている。

Stripeの企業価値は、にわかに信じがたいレベルに達しているが、フィンテック領域の成長は今後も続く見通しだ。同社の顧客リストにはWayfairやTheRealRealなどの、Eコマース業界の大手が並んでいる。

Stripeの共同創業者でプレジデントのジョン・コリソンは「Eコマースが普及したものの、オンラインの支払いは全消費の8%以下に留まっており、今後も巨大な成長が見込める」と述べた。「当社は2030年以降を見据え、投資を続けていく。インターネットの力で世界経済の拡大を後押ししていく」とコリソンは続けた。

編集=上田裕資

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