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Photo by David Ramos / Getty Images

スマホのカメラ性能は近年、大幅な進化を遂げており、この領域で差別化を果たすのは至難の業になりつつある。しかし、開発者コミュニティXda Developersの調査で中国のシャオミが、既存のスマホの枠を飛び越える新たな端末を開発中であることが判明した。

シャオミは先日、画面占有率が180%を超えるサラウンドディスプレイと、1億画素のカメラを搭載したフラッグシップモデル「Mi MIX Alpha」を発表し、世界を驚愕させた。それと同時にシャオミは最新OSのMIUI 11を発表し、新バージョンのカメラアプリを送り出していた。

Xda Developersのチームは、このカメラアプリのソースコードを検証した結果、超ハイクオリティモードに関する記述を発見した。そこには「pref_video_quality_entry_8kuhd」及び「video_ultra_clear_tip_8K」とのテキストが存在しており、これが8Kの動画撮影モード向けのものであることは明らかだ。

ただし、現状のシャオミのハードウェアに8K対応のデバイスは存在しないため、これは同社が今後発売する端末向けのものと考えられる。Mi MIX Alphaのイメージセンサーはサムスンと共同開発したISOCELL Bright HMXで、最大で6K解像度の動画撮影に対応している。

8Kによる動画撮影では、4Kの4倍の画素数でディテールを記録可能になるが、高価な8Kディスプレイの普及は進んでおらず、スマホのカメラに搭載する意味があるのかという疑問も湧く。しかし、8Kでの撮影にはいくつかの利点があり、8Kクオリティの動画を製作する意図がなくてもメリットがある。

8Kで撮影し、4Kにダウンサイジングした場合、4Kで撮影した場合よりもクオリティの高い動画を生み出せる。さらに、劣化の起こらない2倍ズーム効果を用いたり、従来よりも立体感が高い映像が得られる点もメリットだ。

また、8K撮影で広い画角で動く被写体を撮影した後、編集段階で被写体を追尾する映像に加工すれば、複数のカメラで撮影するよりも、手軽に動きのある映像に仕上げることができる。

スマホのカメラに8Kクオリティが必要かどうかという議論はさておき、シャオミがアップルやサムスンなどの競合と戦う上で、8Kが大きな強みとなることは確実だ。

編集=上田裕資

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