ドイツ在住のこのユーザーはユーチューブのプレミアム会員で、ある日、ユーチューブを開くと「Home Miniをプレゼントする」というメッセージが表示されたという。アンドロイド関連のニュースサイトAndroid Policeも先日、グーグルがグーグルドライブの有料版のGoogle Oneの会員向けに、Home Miniの無料配布を開始したと報じていた。
グーグルは今年の初めにも同様なオファーを、Google Oneの会員向けに実施していた。
音声アシスタント市場でシェアを伸ばしたいグーグルは、Home Miniを配ることでそのゴールに近づこうとしている。同社はスポティファイとも提携して、プレミアム会員向けにスマートスピーカーを配布していた。また、今年7月には脊髄の損傷などで麻痺症状を抱える人々の団体Christopher & Dana Reeve Foundationとの提携で、10万台のHome Miniを寄贈すると発表していた。
モルガン・スタンレーのアナリストのBrian Nowakは、「グーグルはこの試みを前進させ、米国の全ての家庭にHome Miniを配るべきだ」と述べていた。スマートスピーカー市場ではアマゾンのアレクサが首位に立っており、Google Homeは米国では約25%のシェアに留まっている。
グーグルのHome Miniの小売価格は約49ドルだが、量販店などではさらに安い価格で販売されている。