AKB48グループ卒業から3年半。梅田彩佳が歩む、アイドルを辞めた後の「第二の人生」

梅酒のプロデュースも行う梅田彩佳


昔、キングコングの西野亮廣さんに「梅ちゃん、最近悩みないの?」と聞かれたときに、「グループの活動も大変ですし、まだ自分が何をしたいか具体的に決まってないんですよね」と答えたら、「今後は雇われるより自分で発信していかなきゃいけない時代になるから、早く見つけたほうがいいよ、自分の武器」って言われたんです。

その時は「へぇ、そうなんですか。西野さんは才能があるからですよ」とか言っていたのですが、振り返ってみると確かにそうだな、と。自分の考えを発信し続けていき、強みを見つけ出す。当時、西野さんにそう言ってもらえて良かったなと思います。

個人的にはミュージカルがすごく好きなので、引き続きミュージカルはがんばりつつ、今回の梅酒のように自分が作ったものを他の人に評価してもらう機会を増やしていきたい。また先ほど述べた発信にも繋がるのですが、本も書いてみたいんですよね。

過去にツイッターに何気なく投稿したツイートが、1.7万いいねも付き、それがすごく嬉しくて。私はいま北海道芸術高等学校 横浜サテライトキャンパス ダンス&ボーカルコース パフォーマンス演習担当講師もやらせてもらっていますし、AKB48グループでキャプテンを務めたときの経験、例えば10代の子の接し方などはお母さん世代にとって役に立つ内容かもしれない。いつか自分の考えをまとめた本を出版できたら、と思います。



もうすぐ30歳。ノートに書き出している“自分のやりたいこと”をひとつ一つ叶えていくために、より一層がんばっていきます。AKB48グループに所属させてもらった時間はかけがえのないものですし感謝しかない。そのときの経験がなければ、今の私はない。AKB48グループにはリスペクトしつつも、“元AKB48”というイメージを多くの人が忘れるくらい、いろんなことに取り組んでいきたいですね。

構成=新國翔大 写真=小堀将生

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