AKB48では、秋元才加、宮澤佐江、増田有華の4人でユニット「DiVA」を結成したり、チームBに異動した後はキャプテンを務めたりした。また、「AKB48グループ大組閣祭り」のチーム再編に伴って、NMB48に移籍後はチームBIIの副キャプテンに就任した彼女だったが2016年に卒業を発表。10年間のアイドル生活に終止符を打った。
現在、梅田は大阪・梅田で開催されている堂本光一主演のミュージカル「Endless SHOCK 2019」にヒロイン役で出演。そのほか11月に東京・青山で開催予定のミュージカル『(愛おしき)ボクの時代』にも出演予定など、ミュージカル・舞台の場で活躍している。
今年の9月には、“梅田彩佳が恋した梅酒”をテーマに、自身でプロデュースした梅酒「梅恋(うめこい)」をお酒のラインストア「KURAND」で販売するなど、多方面へと活躍の場を広げている。
アイドルのキャリアを終えてから、約3年半。彼女はなぜ、ミュージカル・舞台にとどまらず、さまざまな領域で活動するのか──。梅田に話を聞いた。
オーディションを50回落ちた先に待っていた、AKB48のキャリア
私がAKB48のメンバーとしてデビューしたのは、今から10年前。2006年のことです。「第二期AKB48追加メンバーオーディション」に合格したことがきっかで、アイドルのキャリアがスタートしたのですが、今思えば偶然が重なった結果だったなと思います。
小さい頃、モーニング娘。さんやDA PUMPさん、MAXさんといった“歌って踊れるアイドル”が一世を風靡していて。テレビで彼らの姿を見たときに、「私も歌って踊れるアイドルになりたい」と思ったんです。
14歳の頃から2年間ダンススクールに通い、その後は独学でダンスを練習。それで、いざオーディションを受けに行ったんですけど、全く受からず……。多分、50回くらい落ちたんじゃないですかね。「これで最後にしよう」とダメ元で第二期AKB48追加メンバーオーディションを受けに行ったら合格して。合格を知ったときは奇跡かと思いました(笑)。
オーディションに合格してから1カ月半後には、チームKのメンバーとして公演デビューして。それからは怒涛のような日々を過ごしました。ほとんど毎日3公演やって、番組の収録もして、ライブもやる。すごく忙しかったですけど、毎日が充実していたなと思います。