取り乱すことなく批判に対処する3つのコツ

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私は、チームのメンバーから言われたことに反射的に反応しそうになったり、それにびっくりしたときにミラーリングを実践するようにしている。私は静かに「反応しないこと、反応しないこと、反応しないこと……」と自分を諭し、反応する代わりにミラーリングを行って、相手の意図をより明確にするため質問をする。

その例は次のようなものだ。

メッセージの送り手から「あなたに評価されていないと感じています。忙し過ぎて、私が取り組んでいることや、私の職場での行動に全く気づいてくれていません。私たちは、ほぼ全員が燃え尽きています」と言われたとしよう。

あなたは「あなたの言ったことを理解できているか確認させてください。あなたは、私に評価されていない、あるいは私があなたの取り組みに気づいてさえいないと感じている。チームの他の人は燃え尽きたように感じている。正しいですか?」と言う。

送り手の答えが「違います」であれば、送り手はわずかな批判も見せることなく、欠けている、あるいは余計な情報を指摘する。

そこであなたは「まだ何か言いたいことはありますか?」と尋ねる。送り手は、他にも言いたいことがあれば追加でメッセージを送る。あなたは追加された情報のミラーリングを続け、送り手がメッセージを完了するまで「他にもありますか?」と尋ねる。こうすれば、送り手は自分の考えや感情を全て伝えることができるため、この質問は重要だ。

送り手のメッセージの一部が理解できなければ、「具体例を教えてください」と尋ね、明確にする。私の大学院時代の話のように、相手がフィードバックを通して伝えたかったことをでっち上げないこと。

最後に、送り手の発言に納得したことを伝え、指摘事項の改善について言いたいことを言おう。「あなたの不満について納得しました。私は最近他のことに没頭し過ぎていました。勇気を持って直接話してくれてありがとう。今後は改善します」と言う。

批判されるのは面白いことではない。これはリーダーに付随する要素の中で、私が特に嫌うことの一つだ。しかし、私がこれまで一緒に働いてきた最高のリーダーは批判を受けても動じない人で、発言の細かい部分に動揺しない人だった。

リーダーシップで大事なのは、全員に好かれる人気者になることではない。正しく仕事をしていれば、批判者や反対者が出るだろう。しかしこれは致命的なことではない。こうした批判に自分の力と影響力を乱されないこと。

批判的なフィードバックを聞き、どこに本当に注意を向ける価値があるかを特定し、仕事に取り掛かる筋肉をつけよう。そうすれば、最終的にはチームの間で信頼と尊重、そして真のコミュニケーションを培うことができるだろう。

翻訳・編集=出田静

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