「デザイン経営」の本質を考える


「人々と共有する」というプロダクトに通ずるカルチャーを発信している「dropbox.design」と「black ops」

ドロップボックスは「Dropbox.design」というサイトを運営している。ドロップボックスのデザインチームのビジョンや仕事内容、使用しているツールやキット、イベントなどの情報などを掲載している。

しかし、自分たちがしていることを綴るデザインブログではないのが特徴だ。ドロップボックスにおけるリーダシップや、エンジニアとのコミュニケーションの仕方など、どうすればあなたもできるか?というソフト・ハード両方のハウツーコンテンツを多く提供している。多くのデザイン組織が採用目的でこのようなサイトを構築しているが、ドロップボックスの目的は何か。


「Dropbox.design」のトップページ

「『Dropbox.design』はコンセプトからデザイン、立ち上げ、運営に社内で45名ほどが関わっています。立ち上げの前に事前サーベイを行い、ドロップボックスに関して人々が知りたいもの、興味を持っているもの、私たちのコミュニティ原則などに関してたくさんのフィードバックを得ました。 ドロップボックスはそもそもの事業が「人々と共有する」という概念から始まっています。そこから始まった私たちが大切にしている原則は「コミュニティに還元する」という考え方です。「Dropbox.design」は、コンテンツに興味を持っている人に共感してもらい、いつでも無償でダウンロードでき、自分の組織やコミュニティで使ってもらうためにあります。そのため、コンテンツは有益なものにしようと努力しています。もうひとつの目的は、アーティストコミュニティと繋がりを深めることです。『Dropbox.design』が、社内外の世界中のアーティストをつなぐサイトになることを目指しています。」(Lindsay Schweigler)


「black ops」のトップページ

また、「社員=ドロップボクサー」向けのサイト「black ops(極秘任務)」がある。各国に展開するドロップボックスのオフィスデザイン、アイコン、コーポレートグッズ、社内報、入社時にわたされるキットなど、社員のためのデザインプロジェクトを知ることができる。

「black ops」のトップページには、「私たちの任務はドロップボクサーが互いに良い影響を与え合い、気持ちよく働ける仕事環境と働き方をデザインすることです。」とあるが、このプロジェクトの目的はなにか?

「『black ops』は、社内のデザインカルチャーチームです。マネジメントチームやブランドスタジオと密に連携し、ドロップボックスの文化や視覚言語を共有しています。 「black ops」は、ドロップボックスのデザイナー、プロデューサー、ライター、ストラテジストで構成されています。ある種伝統的なデザイン組織の側面を持っています。

彼らの目的は、会社が成長するのに伴い、企業文化を維持し、拡大するのを支えることです。具体的には全社ミーティングの設計、イベントにまつわる社内マーケティングキャンペーン、リーダーシップチームと協力し、会社の年間目標に対する認識を高めることなどに貢献しています。彼らは他のデザインチームとも密接に連携しますが、特に内部プロジェクトにフォーカスしています。」 (Nicholas Jitkoff)

文=リー・コーリー

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