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Mike Cannon-Brookes (Photo by Drew Angerer/Getty Images)

先日、ニューヨークで開かれた国連気候行動サミットでは、16歳のスウェーデン人の環境保護活動家のグレタ・トゥーンベリの演説が注目を集めたが、エンタープライズ・ソフトウェアの開発を手掛けるオースラリア本拠の「アトラシアン(Atlassian)」の創業者で、ビリオネアのマイク・キャノン・ブルックスもその場に居た。

9月24日、ブルックスはフォーブスの取材で、オーストラリア首相のスコット・モリソンがサミットに出席しなかったことに、強い不満を示した。「国連のグテーレス事務総長は、スピーチをするだけではなく計画を用意してこの場に来てほしいと言っていた。しかし、オーストラリアの首相はスピーチすら行わなかった」

ブルックスはその後、ツイッターの投稿でスコット・モリソン首相をさらに強く非難した。モリソンは各国のリーダーが気候変動について語っていた同じ日に、シカゴのマクドナルドで「スマート・ドライブスルー」を見学していたのだ。

「気候変動の問題を改善するための科学的で経済合理性のあるソリューションは存在するが、それを実行に移すためには、政治がきちんと機能していなければならない」

ブルックスは間もなく、アトラシアンが2050年までにゼロ・エミッションを実現するための計画を発表する予定だ。

現在39歳のブルックスは2002年にスコット・ファーカーと共にアトラシアンを創業し、エンジニアとテクノロジーの知識を持たない人々が、コラボできる業務ツールを世に送り出した。2015年に上場を果たした同社の株価は、6倍以上の上昇を遂げ、ブルックスの保有資産は現在87億ドル(約9300億円)に達している。

2017年にブルックスは、ツイッターでの会話がきっかけでイーロン・マスクと意気投合し、オーストラリア南部の電力危機をバッテリー技術で解決するプロジェクトを始動していた。

温暖化の原因となる化石燃料への依存を短期間で断ち切ることは困難だが、ブルックスは未来を楽観的に捉えていると話す。「なぜ楽観的で居られるかって? それは、楽観的じゃないと生きていけないからだ」とブルックスは語った。

編集=上田裕資

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