今、誰かが立ち上がらなければ地球に未来はないかもしれない。そこで立ち上がったのがスウェーデンの高校生、グレタ・トゥーンベリ氏だ。2018年8月から、学校を休み、スウェーデン議会の前で気候変動対策を求めるストライキを行っていた。彼女の行動はSNSを通じて広がり、世界各地で「グローバル気候マーチ」が行われるようになった。
そして、2019年9月20日、日本を含めた世界各地で「グローバル気候マーチ」が一斉に行われる。「現状維持では許されない」というメッセージを掲げ、脱炭素社会を実現させるため、地球のために人々が繋がり、良い変化をもたらすきっかけ創りが目的だ。
この動きは企業にも広がっており、バス用品メーカーのラッシュは20日、店舗での営業を一時的に停止。20日にはホームページにもアクセスできない状態になっている。
ラッシュの動きには、若者たちが学校を休んでストライキを起こすように、大人たちも仕事やビジネスを中断し、若者たちと一緒に活動に参加するべき、というメッセージが込められている。若者も大人も一致団結しないことには、気候変動の危機的状況から脱することはできないのだ。
他にも、アウトドア用品メーカーのパタゴニアや、スノーボード用品メーカーのバートンも「グローバル気候マーチ」に賛同し、行動を起こすことを呼びかけている。
日本では、東京、大阪、名古屋、広島など各都市で開催予定。参加ができない場合でも、地球のために自分ができるアクションを考える日にしたい。