4. 環境破壊につながる
私たちが消費主義を称賛し、過度に所有してきたことが地球に与えてきた影響は、無視することができない。これを最も適切に説明しているのは、恐らくガンジーの言葉だろう。
「世界は全ての人のニーズを満たすのに十分なものだが、全ての人の欲望を満たすには十分ではない」
消費主義をひけらかす人たちを支持し続けることは、誰の将来にとっても賢明なこととは言えない。
5. 称賛すべき対象を見誤る
私たちの世界はずっと以前から、チェックすべき「スコアボード」を間違っている。物理的な所有物を増やそうとする人が、最も充実した人生を送っている人である例はめったにない。一方、静かにつつましく、そして他人のために何かをしている人が、最も幸せであることは多い。
6. 感謝の心を失う
自分より多くのモノを持っている人をうらやましがる限り、平和や感謝の気持ち、充足感を得ることはできない。それにもかかわらず、残念ながら私たちは常に、誰かのことをうらやましく思っている。
憧れる気持ちは健全なものだ。だが、羨望はそうではない。自分にはないものばかりに常に目を向けていれば、すでに手にしているものに感謝することもできないだろう。
7. 消費主義は「答え」ではない
自分の人生の目的は何だろう?どうすれば満足できるだろう?豊かな生活を送るとはどういうことだろう?──こうした非常に重要な問題について、誰もが答えを求めている。
当然ながら、「持てる限りの多くのモノを持つこと」はいずれの疑問に対する答えでもない。私たちには、消費主義以上に追い求めるべきものがある。ただし、私たちの全てのエネルギーが誤ったものに向けられていれば、追求すべきものを見つけることも困難だ。