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レジリエンス(回復力)と燃え尽き症候群に詳しいポーラ・デービスラークによると、完璧主義者は思考の落とし穴(過度に凝り固まった思考パターンで、情報の見落としを引き起こす)に陥りやすく、それによりパフォーマンスが損なわれ、最終的に燃え尽き症候群を引き起こしてしまうような精神状態に追い込まれてしまう。

完璧主義を弱点にしない

自分の完璧主義が生まれつきか環境によるものかを問わず、注意すべき思考の落とし穴は3つある。

1. 「0か100か」思考

これは、とても素晴らしいものでなければ人に見せるに値しないとか、否定的なフィードバックを一つでも受けたら自分の仕事は完全な失敗だという意味だ、と考える傾向だ。脱却するには、中間のグレーゾーンを特定すること。今の状況や自分の仕事は本当にそれほど駄目なのだろうか? 多くの場合、20%の仕事が80%の成果を生むという「20対80の法則」を当てはめて考えれば、仕事に求められる努力や手間をどれほどかけるか判断する際に役立つ。さらに、否定的なフィードバックを「裁断」ではなく「アドバイス」としてとらえることが生産的に対処する上で重要だ。

2. 自分個人の問題としてとらえる

これは、失敗に個人的な負い目を感じ、うまくいかないことはすべて自分のせいだと感じる傾向だ。脱却するには、他人や周囲の状況がその結果に与えた影響を査定すること。

3. 人のせいにする

これは、失敗を人のせいにして責任を取らず、将来に向けた対応もしない傾向だ。脱却するには、自分がプロジェクトの結果にどう影響を与えたかや、次の機会では自分が行動やコミュニケーションをどう変えられるかを考えること。

その場から感情的に距離を置き、自分や他人の役割を客観的に評価することは難しい時もあるかもしれない。信頼できる第三者に意見を聞いたりして、こうした思考の落とし穴から抜け出そう。

編集=遠藤宗生

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