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こうなることを予測しておくべきだっただろう──。世界保健機関(WHO)が8月、国際疾病分類(ICD)に燃え尽き症候群を「職業上の現象」として加えたことに、誰もが少し驚いたようだった。

私たちはいまだによく理解できていなかったようだ。タバコを吸うことが格好よくて健康的だと言っていた数十年前から、また一つの世代を保存料・砂糖たっぷりの加工食品で育ててしまった経験から、私たちは全く何も学ばなかったのだろうか?

従業員が熱心に仕事に取り組めなくなり、ストレスや不満を抱えているとする世界的な調査が年々発表されても、なぜ私たちはきちんと考えなかったのだろうか? 危険な結果をもたらす症状は、全て私たちのすぐ目の前にあったのだ。

職業上の燃え尽き症候群は深刻な問題だ。ICDは次のように述べている。

「燃え尽き症候群は、慢性的な職場のストレスがきちんと管理されなかった結果として現れる症状だ。燃え尽き症候群には3つの特徴がある。1つ目はエネルギーが枯渇した、あるいは疲弊した感覚、2つ目は仕事から精神的な距離を感じるようになること、あるいは仕事に対する否定的・懐疑的な感情、3つ目は仕事での能力が下がることだ」

多くの人はおそらく、こうした症状のいくつか、あるいは全てに共感できるだろう。どれも当てはまらない場合でも、周囲を見回せばおそらく同僚の中にこうした症状が見られるはずだ。

ICDに燃え尽き症候群が公式に載ったことを受け、リーダーは何をすべきだろうか? 私たちは医療のプロではないが、同様のアプローチを取ることができる。まずは次の5つのステップから始めよう。

1. 正直になる

問題が存在しないふりをしても誰のためにもならない。燃え尽き症候群に対処する最初のステップは、その存在を認めること、あるいはチームメンバーがどこかの時点で燃え尽き症候群に苦しむ可能性があることを理解することだ。周囲の人を観察すれば、その症状に気づくかもしれない。リーダーとしてのあなたの仕事は、燃え尽き症候群を目にしたときにそれを認識し、事実であると認め、解決策を探すことだ。

2. その場しのぎの解決策で治せると考えない

自分自身や職場のことについて正直になることは、必ずしも楽なことではない。しかし、私たちはこれまで、燃え尽き症候群を簡単な解決策で治そうとする企業を多く見てきた。

1年に1度だけ従業員を称賛しても、従業員はそれだけで自分が評価されていると感じないし、従業員に1日だけ午後に休暇を取らせて子どものサッカーの試合を観戦させても、従業員はそれだけできちんとしたワークライフバランスが取れていると感じないだろう。また、自動販売機にいくつか健康的なスナックを加えたからといって、あなたが従業員の体の健康を気遣っているとは思われない。燃え尽き症候群には、それよりも大きな対策が必要なのだ。

翻訳・編集=出田静

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