キャリア・教育

2019.09.23 08:00

すぐに転職したい場合に言ってはいけない5つのこと


4. 「まだ退職すべきかどうか確信が持てない」

どっちつかずの態度でいれば、どこにも行けない。どちらの方向に行きたいかを完全に決めないままで本格的な進歩を遂げることは難しい。その職場にとどまりたいか確信が持てなければ仕事に100パーセント熱意を傾けることはできないし、退職したいかどうか確信が持てなければ転職活動には本格的に打ち込めない。

これまでしばらく退職を考えていた場合、自分にとってどれが最善の選択かを明らかにし、それから退職までの戦略に全力を注ぐこと。

5. 「これよりも良い仕事が本当に手に入るのか?」

この問いに対する短い答えは「イエス」だ。これは通常声高に発言することではないため、他の発言よりも少し扱いにくい。ほとんどの人は密かにこう自問しているが、このように考えていると就職活動の進み具合や機会に悪影響が及ぶ。

「自分にはこれよりも良い仕事が手に入る」以外のことを信じてしまえば、その場に安住してしまう。そうなれば、今の職場にとどまるか、好きになれない他の職務に落ち着くよう自らを納得させることになってしまうだろう。「本当にこの仕事を辞めるべきか」と今でも考えている場合、あるいは自分が応募中の役割に対していつも資格過剰とフィードバックを受けている場合、あなたはこのパターンだろう。自分はピークに達したと考えているため無難な行動を取るようになり、それによって前進が阻まれている状態だ。

私の顧客のビクトリアは、この犠牲者になるところだった。彼女は当時の企業で6年勤務し、退職の準備ができていたものの、当時よりも良い仕事が手に入ると考えていなかった。そのため彼女は地元の小さな企業に応募し、それが最善の選択肢だと信じていた。しかし、この考え方を克服して自分にできることを明確に意識した途端、ビクトリアはより良い企業で新たに上級職を得ることができ、さらには複数のグローバル企業からの仕事の機会を断らなければならなくなった。

繰り返しになるが、新たな仕事を得るには他にも多くのことが必要になる。しかし、最も重要な要素はあなた自身だ。転職先を見つける旅は、あなたから始まる。あなたがここに挙げた発言をしている場合、新たな機会をつかむ障壁を自ら作ってしまっている。こうした発言をやめれば、前進を遂げられるだろう。

翻訳・編集=出田静

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