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左:DeNAヒューマンリソース本部人材開発部部長 風早 亮氏 右:DeNA執行役員、ヒューマンリソース本部長 崔 大宇氏

深刻な人材難を抱え個人が企業に属する意味も希薄になる中、「働きがい」を従業員に提供できるかどうかが、企業経営の未来を左右する重要な要素となっている。そうした組織づくりの中核を担う人事部は、Uniposをどう活用しているのか。


2019年3月で創業20周年を迎えた株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は今、「De20プロジェクト」と題し、全社を挙げた組織改革を行っている。

全社員に向けてアンケートを実施して、会社をもう一段階アップグレードするためのアイデアを募集し、その実現に向けて、次々とプロジェクトを立ち上げた。そうした中、人事面、組織面における改革案として、「感謝」や「社員の強み」の見える化を求める声が上がったという。DeNAがUniposの導入に踏み切ったのは、そうした背景もあってのことだ。

「プロジェクトの実施に際して、『働きがい』に関するアンケート調査を実施しましたが、『連帯感』のスコアが他に比べて低いという結果が出たのです。確かに個々人がプロとしてまっすぐコトに向かう姿勢は強いものの、他人の成功を祝ったり、ミッション達成の喜びを分かちあったりといった、『共感』において少々ドライな面がありました。DeNAをもう一段成長させるためには、組織として“人と人のつながり”に対する改革が必要だと感じたのです」

そう話すのは、同社の執行役員のひとりで、HR本部長兼コンプライアンス・リスク管理本部長を務める崔大宇氏だ。

これまでeコマース、モバイルゲームから始まり、スポーツ、オートモーティブ、ヘルスケアと、事業ドメインを広げてきたDeNAにとって、人と組織の強さは何よりも武器だった。ところが、働き方の多様化が進み、今後は「会社に属する必要性」が薄れていく可能性が高い。

「情熱や能力がある人は、企業の枠を越えて、さまざまなプロジェクトに呼ばれることもある。より個々人のキャリアパスが重要になっていくでしょう。そうした中で、『なぜDeNAに所属するのか?』と考えたら、『DeNAだったからこそこんなにも成長できる』『DeNAで働けて幸せ』と思える場であることが重要だと思いました」(崔氏)

こうした考えに基づき、HR本部人材開発部部長の風早亮氏は「成長するためにはチャレンジングな仕事に取り組むだけではなく、周囲との関係性が大事」であると考え、Uniposに注目した。

「HR本部に異動してきて、マネジメントを担当することになったチームが、Uniposに似た取り組みを行っていました。Slack上で感謝を伝えて、みんなが特定のスタンプを押す。そこでは普段なかなか注目されにくい業務にも光が向けられ、互いの仕事に対するリスペクトが溢れていました。その動きを目の当たりにし、私自身が深く感動したことがUnipos導入検討のきっかけです。DeNAには、チャレンジングな仕事をして成長する機会はたくさんある。一方で、チャレンジには失敗のリスクがつきものです。互いに感謝し高めあうような、心理的安全性が高い環境があってこそ、そうした挑戦へのパフォーマンスを最大限に引き出すことができると考えています。そのために、社員が働きがいを感じられるような環境を作る打ち手のひとつとして、全社で感謝を伝えあう仕組みづくりを進めました」

人事が変われば組織は変わる HR本部から広がった「働く幸せ」

そもそもDeNAは “Delight and Impact the World”を掲げ、「喜びを届ける」ことをミッションにしている。Uniposのピアボーナスを「DP(デライトポイント)」とし、外に向いていたその思いを、社内にも向ける取り組みがスタートした。

「最初は、旗振り役であるHR本部に導入しました。すると、部門全体が活気付き、連帯感が上がったと実感できるようになったのです。実際、導入前後に実施したアンケートでも、『信頼』『認知』『感謝』を感じるかといった全項目でスコアが改善しました」(崔氏)

人事の領域は広く、関わる部署も多い。HR本部のメンバーが活き活きと働く様子は、他部署にもすぐに伝達した。

「トライアルの結果を受けて、全社導入を経営会議で提案しました。ただ、会社の規模を考えると、各事業本部長の同意と協力、推進する熱量なくしては実現したい世界観になりません。当初は、丁寧に他部署にも浸透させていき、今年度中に900人ほどの利用開始を目標としていたのですが、効果を聞いた多くの部署が賛同してくれ、利用者はすでに7割、人数にして1700人を超えています」(風早氏)

これまで、同社では全社会での社長賞が唯一の表彰制度であったが、Unipos導入によって、目標達成のための過程やそれを支えた人へなど広く感謝や称賛が行われるようになった。

「今までは、プロとして一人ひとりが目標を達成できればそれが会社の成果に繋がるという考え方が強かった。でも今後は、互いに自立しながらも支えあうことが重要です。そこに会社で『働く幸せ』も見出せるし、結果的にそれが事業を成功に導きやすくもしてくれるのではないでしょうか」(崔氏)

DeNAの新たな挑戦が始まるのだ。

崔 大宇◎DeNA執行役員、ヒューマンリソース本部長。2010年にDeNAに入社。エンジニアとしてキャリアをスタートし、グローバル展開における海外向け戦略の立案・実行や、海外拠点での組織開発も担当。さまざまな新規事業領域で事業グロースを行い、18年4月より現職。

風早 亮◎DeNAヒューマンリソース本部人材開発部部長。2008年にDeNAに入社。ゲーム・エンターテインメント事業の渉外やマネジメントを担当したのち、19年4月より現職。全社の採用及び人材育成を統括する。


新しい挑戦を後押しするのに 感謝・称賛が効く理由



2019年5月にUnipos社が実施した調査(対象:全国の20〜30 代の上場企業に勤める男女1030名)によると、新しい挑戦に84%の従業員が心理的ハードルを感じているという。

その理由として約4人に1人が挙げたのが「認められている実感の無さ」だった。実際に新しい挑戦をしたことのある人は、そうでない人に比べ、週に一度以上日々の仕事の小さな工夫を認められているという割合が27.6ポイント高かった。日々の仕事で小さな工夫をしている人は、全体の84.8%にのぼる。Uniposを利用して、互いの日々の工夫に感謝・称賛の言葉を送り、頻度高く認めあうことは、新しい挑戦に前向きな人と組織をつくるのに有効と言えるのだ。

Uniposのデモを体験できる少人数制セミナーは毎週開催中。挑戦できる組織をつくりたい戦略人事の方々は、参加してみてはいかがだろうか。


Unipos
https://unipos.me/ja/

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Promotion Unipos / edit & text by Miki Chigira / photographs by Kennta Yoshizawa

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