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36社のうちの3社、Kymeta、Pivotal Commware、Echodyneに投資しているビル・ゲイツ。次世代交通輸送やビーム・ステアリング分野に関心があるようだ。(Photo by Leigh Vogel/WireImage)

現実とSFの差は縮まっている──。今回紹介するのは、米調査会社CB Insightsが発表した「ゲーム・チェンジャーズ2019」。世界を変えるポテンシャルを持つ、注目すべきスタートアップ36 社を12の分野に分けて紹介する。


AI量子コンピューティング
量子コンピュータが人工知能(AI)の進歩を加速させている。人間の行動や複雑な世界の理解を推進し、それらを操作することも可能に。

・Zapata Computing(アメリカ)
ハーバード大学からスピンオフしたソフトウェア会社。

・Xanadu(カナダ)
光量子を使った量子コンピューティングで課題解決。

・Qindom(カナダ)
市場動向予測やリスクモデル、物流最適化などに応用。

エッジAI
従来は、クラウド上にあったAIのプロセシングをエッジデバイスに配置することで、より正確で速いIoTの最適化を行うことができる。

・Syntiant(アメリカ)
低電力の半導体を使ったオンデバイスのAIを利用。

・Kneron(アメリカ)
ニューラルネットワークを使ったエッジAIを開発。

・Swim(アメリカ)
OEMやベンダー向けのエッジAIの分析ソフトウェア。

非麻薬系痛みケア
アメリカで深刻な薬物問題を引き起こしたオピオイド(麻薬系鎮痛剤)を使わない、激痛や慢性の痛みを和らげる新しい薬や痛みケア。

・Centrexion Therapeutics(アメリカ)
慢性痛を緩和する安全で効果的な治療法の開発。

・Kineta(アメリカ)
慢性痛や自己免疫疾患の治療に取り組むバイオテック。

・Myoscience(アメリカ)
末梢神経を冷やして、脳への痛みの伝達をブロック。

スマート警察
犯罪組織と戦い治安を守るため、コミュニティとのリレーション構築、情報伝達、トレーニング、科学捜査などの警察業務を強化。

・Magnet Forensics(カナダ)
パソコンやスマートフォンから消された証拠を回復。

・ELUCD(アメリカ)
住民の体感治安や警察への信頼感を数値化する企業。

・Mark43(アメリカ)
警察の事務作業を減らす情報管理ソフトウェアを開発。

虚偽情報からの防御
人々に事実を誤解させて社会に混乱を招く、フェイクニュースやネット上に拡散される政治的な宣伝活動と戦うスタートアップ。

・New Knowledge(アメリカ)
嘘情報の攻撃から会社を守るサイバーセキュリティ。

・AI Foundation(アメリカ)
ディープフェイクも見破る、嘘情報を検知するAIを開発。

・AdVerif.ai(イスラエル)
広告事業者や出版社向けにAIを使ったコンテンツ検証。

アンチ老化薬
少子化と寿命の延びによって、世界的な人口老齢化が急速に進む中、老化と老化に伴うさまざまな病気に対し、AIを使って戦いを挑む。

・Ichor Therapeutics(アメリカ)
老化に伴う病気に介入する治療法の研究開発を行う。

・Juvenescence AI(イギリス)
老化に伴う細胞経路の変化の仕組みを解き明かす。

・AgeX Therapeutics(アメリカ)
不死細胞や再生生物学に関するテクノロジーの開発。

文=フォーブスジャパン編集部

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