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今年9月、日本で2度目に独自開催される「ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード」の受賞者が発表された。ヴーヴ・クリコの立役者であるマダム・クリコのパイオニアスピリッツを継承し、未来へとつなぐ受賞者の現在とは―。


マダム・クリコの革新性を現代へ継承

「Only One Quality, The Finest(品質はただひとつ、最高級だけ)」をモットーに、1772年の創設より、常に革新を続けるシャンパーニュ・メゾン「ヴーヴ・クリコ」。その名は、二代目当主の妻であったマダム・クリコが夫なき後、27歳の若さで家業を継承し、類まれなる才覚を発揮してメゾンをさらに発展させたことから、彼女の名にヴーヴ(=仏語で未亡人)を冠し、「ヴーヴ・クリコ」とつけられた。



マダム・クリコは1777年に仏ランスで生まれ、20歳でシャンパーニュの造り手であったフランソワ・クリコに嫁いだ。が、幸せは長くは続かず、1805年に夫フランソワは死去してしまう。当時27歳の若さでメゾンを率いたマダム・クリコは現在でいう数々のイノベーションを生み出し、この地方で「La Grande Dame(偉大なる女性)」と呼ばれるようになっていた。

このマダム・クリコは機を見るに敏にして、大胆な行動力の持ち主でもあった。女性がビジネスに携わるなど考えられなかった19世紀初頭のフランスで、彼女はロシアに自社のシャンパーニュを売り込み、大きな市場を獲得した。また、ボトル内の澱を瓶口に集める動瓶台を発明し、白ワインに赤ワインをブレンドして造るロゼ・シャンパーニュの技法を考案。その技術・製法は今も変わらず使用されており、マダム・クリコがもたらしたイノベーションは現代のシャンパーニュ製法にも依然、大きな影響を与えている。


LA GRANDE DAME 2008
マダム・クリコへのオマージュとしてメゾン創立から200周年の1972年に生まれたのが「ラ・グランダム」。文字通り偉大なる女性を讃えるプレミアム・シャンパーニュである。ピノ・ノワールを主体とするヴーヴ・クリコらしいスタイルで、力強いストラクチャーと洗練されたフィネスが多くの専門家から絶賛を浴びた。品種:ピノ・ノワール、シャルドネ 容量:750ml 価格:19,400円(税別参考小売価格)


そのマダム・クリコの功績を讃え、革新的精神をもつビジネスウーマンの活動を表彰するのが「ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード」である。同賞は1972年にメゾン設立200周年を記念して創設され、現在までに世界27カ国350名以上ものビジネスウーマンを表彰。起業家精神、創造性、企業の社会的責任などの観点から、マダム・クリコを体現したような女性に授与される「ビジネスウーマン アワード」と、マダム・クリコを象徴する革新性をもち、将来の活躍が期待される女性に贈られる「ニュージェネレーション アワード」のふたつのアワードを授与している。



そもそもなぜビジネスウーマンに注目するのか。ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン社CEO、ジャン=マルク・ギャロ氏は「マダム・クリコは夫に先立たれながらも27歳で夫の事業を引き継ぎ、シャンパーニュの製法に画期的なイノベーションをもたらしました。また、リタイアした社員専用の住居を造るなど、その先進的なビジネスセンスは現在の価値観をもってしても称賛に値する、いわばビジネスウーマンの始祖と言える存在。我々は現代のビジネスウーマンを称賛することで、マダム・クリコの偉大な革新性を再確認できるのです。またこのアワードを授与することで、次世代を率いる女性リーダーたちにモチベーションを与えることもできるでしょう。将来的には、受賞者たちがコミュニティを築き、世界のビジネスシーンを牽引していくことを期待しています」と語る。


ヴ―ヴ・クリコ・ポンサルダン社CEO、ジャン=マルク・ギャロ氏。

この「ビジネスウーマン アワード」を日本では2018年に初めて独自に開催。昨年「ビジネスウーマン アワード」を受賞した長谷川祐子氏(東京藝術大学・大学院教授)を審査委員長に迎え、今年の「ビジネスウーマン アワード」には大石佳能子氏(株式会社メディヴァ代表取締役)、「ニュージェネレーション アワード」には平野未来氏(株式会社シナモン代表取締役CEO)が選ばれた。医療とAIという現代の先端を行くジャンルで活躍する女性への表彰も、時代を映す鏡のようにも思え、興味深い現象だ。







また今年6月には世界5カ国で行った調査から、女性アントレプレナーのマインドセット指標を発表し、「Veuve Clicquot×Woman」フォーラムを初開催した。そこから見えてきたのは、イギリスや南アフリカ、また香港などに比べると、起業家精神や、ビジネス上で女性であることにポジティブな要素を見つけることに課題をもった日本のビジネスウーマンたちの実情だ。時代や社会に挑み続けたマダム・クリコを冠に頂く「ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード」が日本のビジネスウーマンを讃え、励ますことで未来の女性アントレプレナーたちのモチベーションも大いに刺激されるに違いない。


2019年6月にパリで初開催された「Veuve Clicquot × Woman」フォーラムでは、世界5か国のべ1万人以上のビジネスマンを調査。女性の起業に対するマインドが各国でどのように異なるのか興味深い指標が発表され、その課題を議論した。

後編記事はこちら
「大胆さと知性を兼ね備える女性起業家たちは語った。日本のビジネスの未来を」

MHD モエ ヘネシー ディアジオ
 https://www.veuveclicquot.com/ja-jp

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