モスフードサービス社長の定番。トップ直伝「食べ方の極意」

株式会社モスフードサービス 代表取締役社長 中村栄輔


──仕事で疲れたとき、モスで食べるといいというメニューはありますか?

注文するものはなんでもいいと思います。モスバーガーに行くこと自体を気分転換にして欲しいですね。ふと自分1人だけで休むときとか。来店してボーッとくつろいでいただきたいですね。

──もし、モスバーガーがビュッフェだったら、取る順番について教えてください。

モスバーガーとかの、ふだん必ず食べるものは最初には取らないかもしれないですね。まずは「とびきりハンバーグサンド<トマト&レタス>」、そして次は「とびきりハンバーグサンド<チーズ>」。その次は「ホットドッグ」、そして「スパイシーチリドッグ」ですかね。スパイシーは、最初でなく2個目か3個目ですね。あとはデザート類も必ず食べます。「ひんやりドルチェベイクドチーズ」は本当においしいんです。

できれば、フィッシュバーガーとかロースカツバーガーとかも、後から取りたいですね。ダルビッシュさんや前田健太さんではないですが、普通のパティとは違うものを食べたい、と思ったとき、僕はロースカツバーガーと海老カツバーガーでいつも迷うんですよ。それから、期間限定ですけど、冷製カレーチキンバーガーは本当においしいのでビュッフェでもはずせませんね。




──ビジネスマンの方たちに、モス活用に関してアドバイスはありますか?


私たちが直面している課題は、お客様をお待たせしてしまっては申し訳ないということなので、ぜひとも「ネット注文」を活用していただきたいです。

また、「Forbes JAPAN」の読者の方々だと、海外に行かれることも多いでしょう。弊社はアジアを中心に、海外でも約380店舗ほど展開していますから、日本で食べてらっしゃるのと同じものを注文して、おっ、ちょっと違うなあと思っていただくのもいいですし、現地限定のメニューもありますから、それを食べていただくのも面白いかなと思います。

──会議にお勧めのメニューとかはありますか?

ロースカツバーガーとか海老カツバーガーですね。あとは、冷製カレーチキンバーガー。ミートソースなど、ソースたっぷり系でないほうがいいですよね。会議中に「ポテトでディップ」はなかなかしにくいでしょうから(笑)。


中村栄輔(なかむら・えいすけ)◎1958年福岡県生まれ。中央大学法学部卒業後、1988年モスフードサービスに入社。法務部長、社長室長、店舗開発本部長、執行役員営業企画本部長、モスフードサービス関西社長、国内モスバーガー事業営業本部長、常務などを経て、2016年6月に社長就任。前任者は創業者櫻田慧の甥である櫻田厚(現会長)。

市島晃生(いちじま・てるお)◎1966年神奈川県生まれ。テレビディレクター、演出家。「食べ方学会」会長。365日、不規則勤務を強いられる放送業界で苛酷な業務をこなしがら、今日の仕事と明日の充実のため、ベテランテレビマンならではの「一番おいしい」「完食」の奥義を追求し続けてやまない。グルメ、バラエティー番組を中心に「料理の鉄人」「ウンナンのホントコ」「マジック革命!セロ」などを担当。著書に『絶対にうまい食べ方』(2014年、中経出版刊)。同人誌「食べ方図説」発行人も務める。「音」だけのグルメ番組、J-WAVE「OTOMESHI」https://www.j-wave.co.jp/original/otomeshi/でナビゲーターを務めた。

構成・文=石井節子 写真=帆足宗洋

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