TLMジェネラルパートナーの木暮圭佑は19年1月、同社へ投資を行い、支援している。
岩崎:出会いは、前職時代。面識ができてから、Twitterで毎日会話するようになり、転職活動する時に相談しました。私は最初、起業する気はなく、「いいスタートアップを紹介して」とお願いしていました。ただ、前職時代に中途採用業務をしてい た時に感じた「よく知らない人から知らない人を紹介され、書類だけで人を判断すること」への違和感が、転職者としての立場でも同様の違和感を持った。「キモい」と。そこから「強い事業をつくればこの違和感は解消できるのかも」と思い始めて、「起業ってどうやるの」と失礼ながら相談させてもらった(笑)。
木暮:「起業に興味を持っている」という話を聞いて「絶対にやった方がいいよ」と後押しをしました。とはいえ、投資するまでは1年近く空きました。
岩崎:それも木暮さんからの助言があり、最初の1年は資金調達をしませんでした。「調達でなく借りた方がいい」と投資家にとって損なことを臆面もなく教えてくれたので、この人は信用できると。
木暮:投資をした理由は、起業を勧めた以上、責任を取らないといけないというのはありました。ただ、法人化する前からSlackで社内状況を見させていただいて、圧倒的に信用でき、岩崎さんと一緒に戦うのは楽しいなと。岩崎さんが起業家として優れているのは「徳」ですね。サービスに対する熱量がとても高くて、ユーザーにも好かれるサービスをつくっている。そして社長個人にもファンが多い。誰しもが応援してくれるのは、徳の高さだと思っています。