大学で身に付け維持すべき5つの良い習慣

(GettyImages)

映画や文学で、成功は大きく壮大な瞬間として描かれている。しかし現実世界での成功は、小さくて日常的な瞬間の上に築かれるもので、一つの大きな努力ではなく、針を少しずつ動かすような毎日の習慣の積み重ねだ。

アリストテレスは「私たちは自分が繰り返し行うことでできている。そのため卓越性は、一つの行為ではなく習慣なのだ」と述べている。ここでは、その後の人生でも役に立つ、大学時代に身に付けるべき5つの良い習慣を紹介する。

1. 自分自身に焦点を当てること

自分の興味を追求し、自分で自分の面倒を見ること。また、言うのは簡単でも実際に行動に移すのは難しいことだが、他の人があなたの関心についてどう思うかを考慮しないようにすること。

自分自身の関心を追い求めていれば、それが最終的に趣味になったとしても仕事になったとしても構わない。そうすれば、あなたの生活はより大きな意味を持つようになり、幸せを感じる活動に満ちたより豊かなものになるだろう。また、あなたと共通の関心を抱く人が集まるようになり、関心を共有する友人や知り合いのコミュニティーを自然に築けるはずだ。

2. 時間の管理方法を学ぶこと

大学は、時間管理を訓練するのに適した時期だ。起きて授業や練習に行くようやかましく言う親はいないかもしれない。そのため、全てをあなたが率先して行わなければならない。クラスや会議の場所に向かうまでにはどれくらい時間がかかるだろうか? 時間通りにその場にいるためには何時に出る必要があるだろうか? また、そのプロジェクトを完了させたりリポートを書いたりするのにどれくらい時間がかかるだろうか?

XとY、Zを終わらせなければならないが、教授とキャンパスで4時半に待ち合わせている場合、こうした作業を終わらせるために十分な時間を残しておいただろうか? 何かをする上でどれくらいの時間がかかるかを理解し、予測できない遅れへの余裕を残しておくことは当然必要だ。

時間を割かなければならない人や優先事項の数は増えるばかりだ。その管理方法を学ぶことが、人生を自分である程度制御できていると感じる唯一の方法となる。置き換えできない唯一のリソースは時間だ。自分の時間も他者の時間も無駄にしないこと。
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翻訳・編集=出田静

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